進化論の崩壊 NO.10 |
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はと アラスカにムナクロチドリという鳩位いの大きさの渡り鳥がいます。冬になるとアラスカから ハワイまで、島一つない海を一気に飛んで行きます。片道4500qを休みなく、直接飛び切って しまうのですから驚きです。 同じ渡り鳥でも白鳥などは水鳥ですので、海の上で休んで、また飛び立つということができます が、ムナクロチドリは、それができません。一旦陸から飛び立つと、目的地ハワイまで一気に かこく 苛酷な旅をしなければならないのです。 この片道4500qを時速約50qで88時間、 ノンストップで25万回、羽ばたきます。 人間の場合、2時間も走り続けると、ヘトヘトに疲れ 切ってしまいます。このことから考えると、ムナクロ チドリが時速50qで三日半も飛び続けて行くこと が、どれ程すごいことか分かります。 さて、この鳥がアラスカを飛び立つ時、ハワイを 目指して一気に飛び切る方向探知能力はどこにあるのでしょう。又、ハワイまで飛び切ってしまう 燃料はどこにあるのでしょう。この鳥の場合、自分の身一つだけで体重200gの内、70gの脂 肪が飛ぶためのエネルギーとなっています。 この限られたエネルギーで飛び切らなければならず、途中でトラブルがあったら死んでしまうの です。方向を見誤って、ムダな飛行をすることは出来ません。それどころか、本当は4500qの まかな 飛行を、70gの脂肪では賄い切れず、ハワイの手前800qの地点で燃料切れになってしまいま |
す。しかしこの鳥は、それを補うために、すばらしい 知恵を持っているのです。それはV字編隊飛行です。 それによって空気抵抗を押え、23%の燃料を節約 しています。 もし、このことをムナクロチドリが知らなければ、 海を渡り始めた段階で皆、死に絶えていたことでしょ しこうさくご う。進化論の言うように、試行錯誤の進化によって、 時間をかけて得た知恵ならば、ムナクロチドリは、初 期の段階で絶滅していたことでしょう。 |
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このことは、この鳥だけに限らず、全ての生き物に言えることです。例えば、人間の赤ちゃんは、 生まれたらすぐ、乳を吸える能力を持っていなければなりません。それは、学習によって学ぶもの ではないのです。又、鳥が卵を温める本能。このような能力は、始めから備わっていなければ子孫 を残すことができないのです。 人間を始め、全ての動物が現在も生存している状況は、その生存するための能力が、 初めから完全に備わっているからです。それが進化論のように、長い時間をかけて、 わずかな変化の蓄積によって徐々に備わったというダーウィンの考え方に従うと、 新しく生まれたばかりの子は、その時点で生存していくことはできなかったはずです。生物が生存 するためには、初めから、全部がトータル的に完成していなければならないのです。 このようなトータル的な環境を備えられて、生かされていることを知る時、偉大な知恵を持った デザイナーの存在を覚えざるを得ません。 私たちは、偶然の世界に存在しているのではなく、この天と地を創られた生ける神(設計士)の 下で生かされているのです。 |
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