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2025年10月12日


『魔物の心を退け、素直に主を信頼して歩んでいく事』

マタイの福音書 26:6~13

(起)マタイ伝26章のベタニヤのマリヤさんがイエス様に香油を注いだ記事から、「魔物の心を退け、

素直に主を信頼して歩んで行く事」
を学びたいと思います。


(承)まず、詩篇104篇24節を見ていきます。「ヤハウェよ。あなたのみわざはなんと多いことで

しょう。あなたは、それらをみな、知恵をもって造っておられます。」
今日は、皮膚の仕組みを通して、

知恵をもって造られたヤハウェの御業を考えます。人間の皮膚は、体の中で一番大きな器官で、重さで

10㎏程度、広げると(たたみ)(じょう)(ぶん)にもなり、厚さはわずか2㎜程です。皮膚はただ体を覆って

いるだけの器官だという感覚がありますが、この皮膚のおかげで、私たちの体温は一定に保たれているので、

体温が2℃も狂えば、高熱や低体温症になります。しかし、私たちの住む環境を見れば、熱い所では40℃を

超え、寒い所ではマイナス50℃まで下がり、実に90℃もの差があります。こんな環境の中で生きて

いたら、人間の体温は簡単に5℃~10℃位は簡単に上がったり、下がったりして、死んでしまいます。

なのに、見事に36度5分で体温は一定に保たれているのです。これを行っているのが、皮膚にある汗腺と

毛穴の働きです。体は熱くなると、全身の汗腺から汗を出して、体温を下げていきます。逆に寒くなると、

今度は体の熱を逃がさないように、全身の毛穴を閉じていきます。毛穴を閉じる時は、毛一本一本に

繋がっている(りつ)毛筋(もうきん)という筋肉が毛を(さか)()たせて、さらに皮膚が盛り上がって毛穴を

閉じるのです。これがいわゆる鳥肌です。この汗腺毛穴は全身に目に見えない程無数にあり、なんと

その数は700万個以上です。しかも、厚さ2㎜ほどの皮膚で、この温度調節が行われているのは驚き

です。また、太陽からの紫外線を浴び続けると、免疫力も弱まり、皮膚がんになったりします。しかし、

こんな地球環境の中でも皮膚はメラニン細胞によって紫外線を吸収し、皮膚細胞を守ってくれているの

です。また、紫外線は、ビタミンDを合成して、カルシウムを吸収して骨を強くしてくれます。また、

セロトニンという幸せホルモンを分泌し、精神を向上させます。その他に、睡眠の質を上げ、体内時計を

リセットしたりします。このように、命の創り主は、地球の環境を全て熟知した上で、生命が維持出来る

ように設計し、組み立てているのです
。これは、決して人間(わざ)では到底出来ないことです。この自然

環境はすべて知恵の業があり、それは正に「叡智をもって」造っておられるヤハウェなる、全能主の御業に

よるのです。


(転)さて、この全能主を信じていたベタニヤのマリヤさんについて、マタイ伝26章から見て行きたいと

思います。ここでは、ベタニヤのマリヤさんがイエス様に香油を注いだ場面が出て来ますが、他の福音書

では、罪深い女がイエス様の足に香油を塗って髪の毛で拭ったという記事があります。ベタニヤのマリヤ

さんは、足ではなく頭に香油を注ぎました
。しかも、皆が食事の席に着いている時に、香油の入った石膏の

壺を割って、頭から注ぎかけるという事は、すごく勇気がいる事です。同時に、それはこの世の常識からは、

かけ離れた行為とも言えますので、弟子達が「何のためにこんな無駄な事をするのか。これを高く売って、

貧しい人たちに施せばいいのに」と(いきどお)ったのも理解できます。ところが、イエス様は決して迷惑

がらずに、「なぜ女を困らせるのですか。わたしに良い事をしてくれたのです」と言われました。当時の

人達は、毎日入浴をするという習慣がなかったので、女性達は体に塗る香油を結婚式などの為に備えてい

ました。その大事な香油をイエス様の為に惜しみなく注いだという所に意味があったのです。イエス様は、

そこまでの事をした彼女の心を素直に受け留められました。それは、彼女の行為には、「主の為に、何か

したい」という純なところから出ていた、素直な心の表れであったからです。この素直さは、私達が主を

信じ続けて行く上で、とても大切な心です
。なぜなら、信仰とは「自分自身を徹底的に否定して、素直に

主を信頼して行く事」だからです。


  しかし、そこで問題なのは、私達の心には、「自分のために歩みたい」と思う心と、「主の御心の中を

歩みたい」という二心が存在する事です。この魔物の心と、霊の心はいつも戦い続けています。魔物は、

「そんな勿体ない事をするな。貧しい人に施したらどれだけの人が喜ぶ事か」と理屈で訴えてきます


しかし、もう一方の御霊による心は、「主に喜んで貰うために()りたい。主の為になれば、何でも

します」という純な気持ちもあるのです。
その二つの心の中で、自分はどちらの心に「素直に従おうと

するか」です。即ち、私達が生きて行けるように全ての仕組みを整えて造って下さった全能主に、自分の

心を「霊の本心」に向けるのか、或いは、自分の心の中に住む「魔物の考え」に向けるのか、どちらが

正しいかという事です
私達の命は、隅々まで、人間の知恵では考えられない仕組みで生かされています。

それをまともに知ったら、私達はその御方を尊敬し、下手に出て信じて行くのは当然ではないでしょうか


正に、ここに自分の素直さを表して行く尊さがあるのです。
ですから、このマリヤさんの素直さは、天に

通じるものです。
世の中には、その素直な心を馬鹿にしたり否定したりする人がいるのも事実です。しかし、

関係ありません。私達の命が全能主によって造られた命ならば、その御方の考えに従って生きて行く事が、

造られた者にとって一番安全な道であり、間違いのない道です。ですから、私達はもう迷う必要はありま

せん。魔物が色んな嫌がらせを並べてきても、私たちは、たとえ大見得を切ってでも、その声を退け、

全能主の側に立った見方をして行くのです。即ち、どこまでも全能主を信頼して従って行く、素直な心を

通して行くのです


(結)どうか、もう安心して下さい。そして、自信を持って下さい。即ち、完全に全能主に信頼し切って

下さい。
それが正しいあり方なのです。逆に、全能主に逆らおうとする気持ちや、全能主を疑い、不安や

疑いや恐れを持つような魔物の心は、大見得を切ってでも退け、全能主に対する素直さを表して行くのです。

その心を主は受け留めて下さいます。どうか、もう疑わずに、素直に信頼し切って歩んで行きましょう。
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