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                                                                                                                              2021年10月17日


『イエス様の(あがな)いが全てです

マタイの福音書26:36~46


(起)安易な罪人意識では無く、心を替えて『イエス様の贖いが全てです』という信仰にすがることを

学んで
行きたいと思います。


(承)さて、イエス様は、ゲッセマネの園で苦しみ悶えて、「わたしは悲しみのあまり死ぬほど

です。ここに留まり、
わたしと一緒に目を覚ましていなさい」と言われました。そして、少し進んだ所

で全能主に祈り、また弟子たちの所に
戻って来ると、彼らが眠っていたので「誘惑に入り込まない

ように目を覚まして祈っていなさい」と、再度(ふたたび)言われたのです。ところが、実際問題、この時の

時間帯は真夜中でした。しかも彼らは過越の食事で満腹し、ぶどう酒もたくさん飲んだ後だったのです。

ですから、彼らが眠くなるのは当然ですそれなのに、何故イエス様はこれほどまでに「目を覚まして

祈っていなさい」と、弟子たちに三度も言われたのでしょうか
一般的には、イエス様が、「わたしの

気持ち
を理解して、背後で祈りの援護をしてくれ」という意味で言われたのだと捉えがちですが、

それはあまりにも短絡
的すぎます。例えば、人が全能主に祈り求めて、「どうか、この苦難の苦しみ

から、苦しまずに済むように助けて
下さい」と祈ったとしても、全能主は「お前は苦しみを経験し

なければならない」と言われたなら、どんなに祈っても、その苦しみを通らなければなりません。

まさにイエス様の場合も、十字架の苦しみは、避けて通れない「飲まずには済まされない杯」だった

のです。ですから、いくら弟子たちがイエス様の(かたわら)にいて、たとえ強力に祈ったとしても、

その苦しみは取り除かれません。ですから、ただ単に祈りの援護で「目を覚まして祈っていなさい」と

言われたのでは
ないのです。すると、イエス様の命じられた真意は何だったのでしょうか。

その答えは
「これからイエス様を捕える為に、悪魔が強力な軍団を引き連れてやって来る」と

いうことです。すると、弟子達も当然悪魔の攻撃の的となり、悪魔の策略に
飲み込まれてしまう

からです。
ですから、その状況の中に置かれると弟子たちは、非常に危険な状態に置かれ、悪魔

の攻撃に遭うのです。ですから、祈って備えておかなければ成りません。その為に、イエス様は

「悪魔の誘惑に
入り込まないように、目を覚まして祈っていなさい」と言われたのです。それが

イエス様の真意なのです。しかし、
(あん)(じょう)、弟子達全員が悪魔に惑わされて自分の身を守り、イエス様を

一人残して、見捨てて逃げ去ってしまったのです。以前ペテロは、「私は、たとい皆の者があなた

(つまづ)いても、この私は決して(つまづ)きません。あなた様の為だったら命も捨てます」
と言っていたのですが、

結局はこのように、逃げて行ったのです。こうして弟子達は、「メシヤだと信じて
いたイエスは、

メシヤでも何でもないのだ」と悪魔に(そそのか)され、誘惑に乗って罠にまんまと(はま)ってしまいました。


(転)ところが、ここで覚えておいて頂きたいのは、悪魔の誘惑は、世界の創造の初めから始まって

おり、アダムとエバを罪の中に落としました
。また、モーセの時代には、イスラエルの民を律法に

落とし込んで、罪の(とりこ)にしました
また、ヨブの時代には、悪魔は全能主に言い寄り、ヨブを

完全に敗北させてしまいました
。その内容は、ヨブ記を
見ると、「ヨブは潔白で正しく、全能主を

恐れ、悪から遠ざかっていた人であったのですが、悪魔はあえて全能主の所にやって来て、

『彼のすべての持ち物を打ってください。彼はきっと、あなたに向かってのろうに違いありません』


言い、ヨブの家畜や家族を次々と奪いました。しかしそれでも、ヨブが堅く信じる信仰に立って

いるのを見て、再び悪魔は来て『皮の代わりには皮をもってします。人は自分の命の代わりには、

すべての持ち物を与えるものです』
言って、悪魔は、もう一度ヨブを試み始めます。すると、ヨブの

身体に悪性の腫物が出来て、彼は自分の生まれた日を
呪い、全能主に対して文句を言い、『自分は何も

悪いことをしていない』と言い切って、最後まで自分の義を立て
ました。その言い分は、実に4章

から37章まで続き、33編にもおよびます。そして、最終的に(しび)れを切らされた全能主が、

ヨブの前に出られ『お前は何様だ』と、ヨブを完全に潰されたのです。」こうして見ていきますと、

全能主は
初めから、悪魔を使ってアダムとエバを罪の中に落とし、イスラエルの民は、悪魔によって

律法の下に置かれて、罪の中に雁字搦(がんじがら)めにされました。そして、ヨブの場合は、全能主が悪魔を使って

ヨブを試みることを許し、人間の
本性は罪人であることを示して、誰一人義人はいないことを示された

のです。
ということは、敢えて全能主は、悪魔を使って「人間は皆罪人だ」という世界に落とされた

ということです。そして、その現実を明らかにし、人間の有様とされたのです。なぜなら、

それは、全能主の聖なる計画の中で行われたことで、全能主の全権の御業でした。です
から、全て

の人間が罪の中に閉じ込められ、生まれながらに罪人である事を認めさせ、その計画を実行する

ためにサタンが人間を誘惑することを許し、全能主が悪魔を使って人間を罠に掛け、人間が敗北する

ように仕向けられたの
です。それが聖書に書いてある66巻の内容です。
すると、「何のために

そうされたのか」という疑問が起ってきます。それは、全能主の聖なる動機による、人間への愛です。

すなわち、もし人間が義人のままであるなら、人間がルシ
ファーと同じように傲慢になり、裁きの

中に置かれてしまう危険があったからです。ルシファーは、全きものの典型
であって罪のないもの

でした。しかし、そのルシファーが、自分を全能主よりも高く置こうとして、ゲヘナに落とされる


ものとなったのです。ですから、たとい人間が義人のままであったとしても、ルシファーのように

なれば、全能主は
人間をゲヘナに落とすしかなくなります。そこで全能主が考えられたのが、人を

アダムの時から罪に落とし、人間が本当に罪を悔いて、砕かれた悔いし心を持って、へりくだって

イエス様の贖いを求めるならば、アオリストの救いを
持って、罪人の人間を天に引き上げ、御国の

民としようとされた計画だったのです。
それが、ルシファーのように傲慢にならない人間を迎え

入れるための、全能主の愛から出たことです。
全能主は、人間をご自分の懐に迎え入れる為に、

人間に罪の責任を負わせて「自分で罪の処理をして来い」とは、言われませんでした。むしろ、

全能主は御子を
通して人間の罪の贖いをする事を、世の創られる前から計画され、ルシファーのように

傲慢にさせないために、一度
人間を罪の中に落とし、へりくだって、イエス様を信じる者を御自分の

子にしようとされたのです。これが、全人類の
前にある真理です。だから、私たちの今日(こんにち)の姿は、

いつも悪魔の罠に(はま)って罪を犯すような者です。ですから、罪を棚上げにしたり、もみ消したりせずに、

自分の心の中の罪を正直に見て、へりくだり、イエス様のアオリストの救いに感謝し、悔いし砕か

れた心を持って全能主を見上げていくことです。そして、そういう心を持って地上にいる間、

「イエス様の贖いが全てである」と信じた生き方をして行くのです。それを全能主は願っておら

れるのです。
全能主は、私たちが、この
狭き門を通って全能主の所に行く事を求めておられます。

決して自分を磨いて、罪の無い人間になって、全能主に受け入れられるのではありません。


(結)
こういう訳ですから、全能主は私たちのような罪人を承知の上で、キリストの贖いを信じる者を

天に迎え入れて下さるのです。これが分かったならば、私たちは自分流で自分の罪を悔いて反省する

だけで終わらせるのではなくこの罪人のままの自分を認め続けながら、生涯へりくだっていくのです。

決して義人振って生きるのが、人間の生き方ではありません。私たちの命はイエス様に()って()かされ、

私たちの人生はイエス様に()ってのものです。
ですから安易な罪人意識では無く、心を替えて


自分は心底罪人だということを認め続け、「イエス様の贖いが全てです」と、マグダラのマリヤ

さんのように、イエス様にすがって行くのです。ここにしか私たちの生きる道はありません。

むしろ、この道こそが私たちの生き甲斐であり、喜びなのです。なぜなら、この道に歩む小道は

永遠に繋がる道だからです。ですから、残りの生涯をこの真理に立って、イエス様の贖いが全て

ですと、証しして行きましょう。

 
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