最近、話題になっている本で「3D立体視の本」があります。これは、私たちの生活の中に
テレビ、パソコン、スマホ、ゲーム機などによって、同じ近距離を長時間に渡って見続けて
いるので、目の筋肉が硬直して視力が落ちてくるため、3D立体視によって遠くを見る平行法
や近くを見る交差法を通して、目の筋肉の緊張状態を解いてやることに役立っているよう
です。この3D立体視は、初めは単なる無意味な絵も、平行法で見始めると、立体的な絵が
見えてくるのです。実は通常の見方では見えないものが、突然、恐竜などが見えてくると、
感動します。そして、「見えないものが見えてくる」という現実を体験できます。
これは、私たちの信仰と同じです。「見えなかったものが、突然見えてくる」と感動します。
少し見る方法を教えてもらうだけで、私たちに内住される御霊の声を自由に聞くことができ
たり、また自分の自我しか見えなかった私たちが、少し教えてもらうと、新しくされた新創
造の自分から、生まれながらの肉の中にある自分を見て、素直に謝る心が出て来たりします。
3D立体視の場合、通常通り被写体に焦点を合わせていたら、いつまで経っても見えて
来ません。しかし、あえて被写体をぼかして見るのです。すると見えて来ます。私たちの
日常生活では、物を見ようとした時、無意識に焦点を合わせます。それが自然です。
ですから、このようなことは、教えてもらわないと、絶対体験できないことです。3D立体視
は、今までの生活習慣の通りでは、決して見えないのです。これは、信仰も同じです。
生まれながらの考えや、方法では全く見えて来なかったことが、少し考えを改めて素直に
聞く心があれば、新しい見方を身に付けることができます。そして、内住の御霊様の声も
自由に聞けます。また、新創造(ガラテヤ6:15)の命によって自分を見ると、全く素直な
自分の心を知るようになります。また、この新しくされた命の心をもって聖書を読んだり、
祈ったりするとき、「今まで見えてこなかったものが見えるようになり」、
また「聖書の理解が深まり、主の御心にかなった祈り」が出来るようになります。私たちが
少し、「素直になって聞く心」があったら、新しい世界が見えてくるのです。「聞く耳の
ある者は聞きなさい」(マルコ4:23)。私たちの罪も私たちが見方を変えれば、100%罪人
の自分がはっきり見えて来ます。すると、イエス様の贖いの価値が、どんなに大きなものか
見えてくるでしょう。
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