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2015年 NO.509




毒麦のたとえ


 「人々が眠っている間に、彼の敵がやって来て、麦の中に毒麦を蒔いて立ち去った。

・・・主人は言った。『それは敵の仕業だ。』」(マタイ13:25、28) 日本の国に

入って来た初期の福音には、マリヤ崇拝がありました。「マリヤ様、マリヤ様」と祈ること

によって、「慈悲深い母マリヤに、御子であるイエスキリストの前で『お取りつぎ』を頼む

のである」と、キリシタンの教義書「ドチリイナ」にあります。ただし、その「ドチリイナ」

の中に「我らの罪科をお赦し下さい」と祈るのは、「ヤハウェなる絶対主」にお願いする

のですともあります。実に巧妙な手口によって、悪魔は真実な福音の中に混ぜものを入れ

ました。そして、それが日本人に伝えられて、日本のキリシタンの人々は、麦の中に毒麦も

入れて信じたのです。
これによって悪魔は高笑いしました。「日本には悪魔の手先となる者が、

こんなに沢山いる」と。

  ところが、日本のキリシタンたちは、本気でイエス・キリストを信じ、罪の赦しと天の

御国へ入れられる希望を抱いた
のです。すると悪魔は、一変してキリシタンたちを迫害し

始めました。しかし、キリシタン達は、殺されても、殺されてもイエスキリストを信じて

行きました。それによってこの日本には、多くの殉教者の血が流されて行きました。

ところが、その彼らの流した血は、敗北ではありませんでした。

なぜなら、キリストも悪魔の手(イスカリオテのユダ)によって十字架につけられましたが、

三日目の甦りによってどんでん返しが起こりました。全世界の全ての人間の為に、罪の贖い

がなされてしまったのです。同じ事が日本でも起こりました。それは、この終りの時代を

前にして、絶対主は日本に流された殉教者の血の報いのために、「日本人を救うための

大リバイバルを行う」
と言われたからです。このキリシタンの流した血は、敗北ではなかった

のです。悪魔の手先と思われていた多くのキリシタン達が、本気でイエスキリストを信じて

いる者だということを悪魔に突きつけるために、絶対主は、悪魔的な迫害を許可された

のです。すなわち、キリシタンの流した一滴一滴の血は、日本人の魂の贖いの為に流された

血なのです。ですから、今日のクリスチャンもこのような信仰の先輩がいるのですから、

捨て身の信仰を持って主に仕えて行こうではありませんか。
捨て身の信仰こそ、悪魔に敗北

を突きつける勝利となるのですから。


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