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 2015年4月12日    



私たちのうちに隠れている悪霊の親玉は何か





マルコの福音書3:20~30


(起)「私たちのうちに隠れている悪霊の親玉は何か」ということについて、学んでいきたいと

思います。


(承) さて、まず27節を見ますと、「誰でも、まず強い人を縛り上げなければ、その人の家に

押し入って家財を奪い取ることはできません。」
とあります。これはどういう意味かというと、

悪党の中の2番目や3番目の者をつぶしても、いくらでも代わりがいますから、その一団を抑える

ことは出来ませんが、悪党の親玉をつぶしてしまえば、司令塔を失うのですから、その一団は立ち

行けず滅んでしまうという意味です。そして、イエス様はその親玉を縛り上げることの出来るお方

だということです。そこで、私たちの教会でも、人のうちに働く悪霊の追い出しをしてきました。

しかし、追い出しても、しばらくするとまた影響を受け、絶対主の方に心を向けたくても向けられ

ないという状態が起こってきました。ですから、その時に出て行ったのは親玉ではなく、2番目、

3番目のものだったのです。一番影響を与えている親玉が隠れて残ったままになっていると、

それがまた他のものたちを呼び込んで悪さをするということが、いつの時代でも起っています。

だから、私たちはその隠れている親玉は何かということを見極めて、追い出す必要があるのです。


(転) では、私たちのうちに隠れている悪霊の親玉とは、いったいどのようなものなので

しょうか。それは、生まれた時から私たちの中にいるものです。「神社に行って頭を下げたから」

とか、「偶像を拝んだ」という問題ではなく、生まれた時から、家系の流れを通して私たちの中に

入り込み、影響を与えているものがいるのです。これは言い換えると、親の性質を受け継いでいる

「癖」とも言えます。私たちは、それぞれが自分の癖を持っていますが、その癖というものは、

本人は全く意識せずにやってしまうものです。だから、他人からそれを指摘されて、「これはいけ

ないんだ」と分ったとしても、また無意識のうちにやってしまうのです。それほどまでに自分自身

と一体化され、自分そのものになってしまっているのが、癖であり、性格です。実は、それこそが、

生まれた時から入り込んだ私たちのうちに隠れている親玉なのです。私たちは、そのものから解放

されて、正気な自分を取り戻さなければなりません。正気というのは、自分自身を客観的に見る

ことの出来る状態のことです。私たちは、これを「自分の性格だからしょうがない」と、見過ご

してしまってはいけないのです。もし、これをそのまま放っておいたら、後で取り返しのつかない

自分自身が出てきてしまいます。例えば、「自分が『これでいい』と思ったら、人のために心を

遣うことをしない」という身勝手な性格を親から受け継ぎ、生まれた時からそれが染みついて

しまっている人が、それをずっと放っておいたら、患難時代に入った時、どうなるでしょうか。

自分のことしか考えず、自分の身を守ることだけで精一杯になり、獣の印を押すことになって

しまいます。しかし、もしそこで人に対して心を遣うことが出来たなら、「自分のことよりも・・・」

と考えることが出来るでしょう。「自分が犠牲を払ってでも、あの人を助けよう」という、その

心遣いが出来れば、私たちは殉教を全う出来るのです。私たちは、「勝利を得る者」として

召されているのですから、患難時代にあって、基本的には殉教していきます。
自分の命を懸けて

主を証しし、死ぬことが出来たなら、こんなありがたい話はありません。
私たちの命は、老衰や、

病気、交通事故などにあって、失う命です。
どっちみち死ぬのですから、そんな命の使い方では

なく、最後に、絶対主とイエス様の栄光を表し、主に喜んでもらえる死に方が出来たら、ありが

たいと思いませんか?
 ならば、主の証のゆえに命を失うことがあっても、殉教して世を去るなら、

幸いです。そんな心を自分のうちに今作っておかなければなりません。私たちにとって、天の御国

で勝利を得る者として受け入れられるためには、それが一番大事なことです。そのためには、

先程も申しましたように、親から受け継いでいる流れを断ち切って、悪霊の親玉を退けて正気に

戻らなければなりません。そして、主に心が向けられる自由な心の状態で正しい心の遣い方学び、

患難時代に通じる心を、今絶対主の前に学んでいくのです。


(結) イエス様は、その悪霊の親玉を打ち砕いて、退けて下さる方です。絶対主は、アダムと

エバが罪を犯した時、サタンに向かって、「彼(イエスキリスト)はお前の頭を砕く」

(創世記3:15)と言われましたが、イエス様はそれを成就されたのです。ですから、
私たちが

このお方に全幅の信頼を抱いていくなら、悪霊の親玉にも勝利することが出来ます。
この確信を

持って、私たちは悪霊と戦って行きましょう。どうか、今日のメッセージを心に留め、先祖との

流れ、信仰を妨げる罪の性格の癖を断ち切りましょう。そして、患難時代に通用する心を、

今のうちに学び、備えていこうではありませんか。

 


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