教 会 案 内 牧 師 紹 介 定 期 集 会 特 別 集 会
定 期 メ ッセージ  シ ョ ー ト メッセージ 福 音 の 話
行   事 教 会 新 聞 掲 示 板 リ ン ク 事 務 室


2015年11月8日


よく吟味し、正しく判断して


使徒の働き10:9~23




(起)今朝は、「これから起こってくる新しい出来事に対して、よく吟味し、正しく判断して

いく」ことについて、学んで行きたいと思います。


(承) さて、ある日ペテロさんは、「天が開け、大きな敷布のような入れ物が、四隅を吊る

されて、地上に降りてくる」幻を見ました。そして、その入れ物の中に入れられたあらゆる種類

の動物を、「ほふって食べなさい」と言われたのです。しかしペテロさんは、「それはできま

せん」と答えました。何故かというと、律法では、「穢れた動物」と「清い動物」が分けられて

いて、「穢れた動物」は食べてはいけないと記されているからです。ペテロさんはユダヤ人です

から、決して穢れやものを食べることをしてきませんでした。それが当たり前という中で育ち

ました。そんなペテロさんに突然、「汚れた動物をほふって食べなさい」と言われたのです。

ペテロさんは、絶対主の律法で禁じられていることを「しなさい」と言われたのですから、

「嫌な夢を見たな。自分は悪魔に穢されているのではないか」と、思ったに違いありません。

しかし、その幻の中には、「絶対主が清めた物を、穢れているなどと言ってはならない」という

声もあったのです。だから、「これは悪魔から来ている事柄だ」と、簡単に決めつけて判断する

ことは出来ず、ペテロさんはずっと一人で思い悩んでいました。するとしばらくして、ペテロ

さんのところにコルネリオからの使いが来ました。ペテロさんは御霊に導かれて「下に降りて

行きなさい。そして彼らと出掛けて行きなさい」と言われ、コルネリオの家に出掛けました。

そして、彼らと会い、彼らの話を聞いて、やっと幻の意味が分かったのです。(10:34~)

もし、この幻に対してペテロさんが初めから心を閉じてしまっていたら、異邦人の救いの門戸を

開くことは出来なかったでしょう。ですから、ここで大切なことは、たとえ「おかしいぞ」と

思ったとしても、それをすぐに拒否してはいけないということです。それが、悪魔から来ている

ことなのか、それとも絶対主から来ていることなのか、よく注意して、吟味していく必要がある

のです。


(転) 実は、このことは私たちにも当てはまります。これから私たちは、聖書に書いてある

ことを実際に体験していくことになります。
「見よ。わたしは新しい事をする。今、もうそれが

起ころうとしている」
(イザヤ書43:19~)とあるように、今までになかった新しい出来事

を経験していくようになります。そこで私たちは、これまで見たことのないことを体験するかも

知れません。しかし、初めての出来事に対して慎重に、よく吟味し、よく考えて判断していく

必要があります。それは、20年前の事件を通しても学んだことです。確かに、あの経験は

私たちにとって痛い経験ではありましたが、あのことを通して、「聖書に書いてあることは、

今日も起こる。」ということを体験したのです。すなわち「悪霊は本当にいる」ということです。

それまでは、「悪霊の存在については、確かに聖書に書いてありますが、直接的には自分たち

には関係ないし、自分たちがそういう経験をしたこともないし、クリスチャンのところに悪霊

なんて来るわけがない」と思っていました。ところが、そう思っていた私たちのところに、

悪霊は来たのです。それは、当時の私たちにとって、すごく大きなショックでした。しかし、

後になって考えてみると、私たちの教会であの事件が起こったということは、おかしいことでも

何でもありません。なぜなら、私たちの教会は、「聖書に書いてあることは、今日も起こる」と

信じている教会だからです。聖書には、良いことや嬉しいこともたくさん書かれていますが、

それだけではありません。私たちにとって、「嫌だな。できれば経験したくないな」と思うこと

もたくさん書かれています。それなのに、私たちは無意識のうちに、自分にとって嫌なことは

排除し、「良いことだけを味わっていきたい」と思っていたのです。でも、現実に聖書に書いて

あることが今日も起こるとするならば、私たちにとって、良いことだけではなく、嫌なことも

起こってくるのは当然です。私たちは、20年前の事件を通して、それを味わったということ

です。と同時に、霊的なことに関しては、よく吟味していく必要があるということも教えられ

ました。「木は実によって分かる」と聖書にあるように、その事柄が正しいかどうかは、後から

見えてきます。もしそれが悪霊から来ている事柄ならば、必ず悪しき結果が表れます。

私たちは、その結果によって判断することが出来るのです。


(結) ですから、私たちは全面的に何でも受け入れてはいけません。逆に、おかしいと思う

からといって、全面的に拒否するのもいけません。
もしそれが絶対主から来ていた事柄だった

場合、絶対主に逆らうことになってしまうからです。
だから、ペテロさんと同じように、よく

吟味していくことが大切です。先程も申しましたように、これからは新しいことが起こってき

ます。それは、良いことばかりではありません。恐ろしいことや嫌なことも起こってくるかも

しれません。しかし、そんな時も、私たちは落ち着いて、秩序というものを見ていくべきです。

もし分からなければ、どうか牧師に聞いてください。いつも聖書に基づいて判断し、皆さんを

導いて助けようとしているのが牧師なのですから。どうか、この心を持って、これから起こって

くる新しい出来事を、一つ一つ見ていきましょう。そして、
よく吟味して、正しく判断していき

ましょう。
聖書に書いてあることを体験できることは、格別の恵みですから。「絶対主は、

更に大いなる恵みを賜う」と言われています。 

 


 *メニュー
      * 教 会 案 内
      * 牧 師 紹 介
      * 定 期 集 会
      * 特 別 集 会
      * 定期メッセージ
      * ショートメッセージ
      * 福 音 の 話
      * 行       事
      * 教 会 新 聞
      * 掲  示  板
      * リ  ン  ク
      * 事  務  室