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 2013年8月18日 





『霊的なことを優先していく心』




 ヨハネ11:146




(起)「霊的なことを優先していく」献身の心について、学んでいきたいと思います。


(承) さて、マルタとマリヤの言葉の中に、「もしあなたがここにいて下さったなら、私の

兄弟は死ななかったでしょうに」(21節、32節)という言葉がありますが、ここには、

イエス様の心を理解していない、マルタとマリヤの心が表れています。イエス様は、ラザロの

ことに関しては初めから、「この病は死で終わるものではありません」と言っており、23

では、「あなたの兄弟は甦ります」と言われました。ですから、イエス様の霊的なお考えは、

初めから、ラザロを今甦らせようと考えておられたということです。だから、マルタとマリヤ

はこの時点で、「イエス様がラザロを甦らせて下さるんだ」と信じれば良かったのです。

 ところが、「終わりの日の甦りの時、彼が甦ることを知っています」(24節)とか言って、

いかにも物分かりの良い返事をしています。それは、本当のイエス様の霊の心を受け止めること

をせず、肉で否定していたからです。イエス様は、この事に対して激しい苛立ちを覚えられた

のです。


(転) では、私たちはどうでしょうか。いつも自分の肉で理解できるところだけに立ち、

マルタとマリヤのように、「終わりの時に甦るんだ」と、決めつけてしまっている部分がない

でしょうか? それは、霊の心を優先するのではなく、常日頃から、肉の考えを優先している

自分の考えがあるからです。イエス様が、「あなたの兄弟は甦ります」と言われたのなら、

その瞬間に、「イエス様は何をしようとしておられるのかな? 私の思いとは違うことをしよう

としておられるのではないか?」と、察しなければなりません。ところが、私たちはいつも自分の

頭が勝っているため、自分の思いの中で勝手に決めつけてしまい、イエス様と心を一つにすること

が出来ないのです。「献身します。自分は従います。イエス様一本です」と言いながらも、

イエス様の心に合わせようとせず、いつも自分の考えを優先しています。その頑なな心に対して、

絶対主は苛立ちを覚えておられるのです。いくら、「イエス様に従います」と言っていても、

自分の考えを優先する心があったら、使っていただけません。逆に、イエス様がやろうとして

おられることを邪魔するだけです。そうではなく、私たちは、イエス様がやろうとしているもの

に協力していくのです。たとい、「それはおかしいんじゃないかな。自分には出来ないな」と

考えたとしても、
イエス様がやろうとしておられるなら、「はい。分かりました」と言う、

柔らかい気持ちを持つべきです。それが、霊的なことを優先するということなのです。



(結) 私たちには、この心が必要です。もしイエス様が、「私に従って来なさい」と具体的に

言われたら、仕事をしていようが、勉強をしていようが、関係ありません。

「はい。分かりました」です。当時のキリシタンたちも皆そうでした。

もし自分の都合を優先するなら、殉教なんて絶対に出来なかったでしょう。彼らの根底に

あったものは、
「自分はイエス様ご自身の心に従っていきたいんだ」という思いです。

自分自身に殉教できる強さがあるかどうかとか、殉教しないと駄目だという問題では

ありません。ただ私たちも、
イエス様に対して心を開き、「イエス様が考えておられることを

やっていきたい」
という、霊的なことを優先する気持ちがあるならば、いつも「牧師が考えている

ところに合わせていこう」という気持ちになるのではないでしょうか。


「牧師の霊的な心を理解しよう」と思って理解できるものではありません。そうではなく、

イエス様に心を開くように、自分自身が初めから心を 開いて、牧師に信頼して聞いていこう

とする心が必要です。すると、牧師の霊的な考えが、その時は理解できなかったとしても、

だんだん分かってきます。それを味わっていくべきです。今、私たちひとりひとりがそこに

立ち、一致しようではありませんか。これが、献身の姿であり、心なのです。 



                                      

  
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