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2013年2月3日




『本気の祈り』

ルカ22章39〜46節




 (起) ゲッセマネの園でのイエス様の祈りから、本気の祈りについて学びたいと思います。

(承)さて、十字架を目前にして、イエス様は、「父よ。どうぞこの杯をわたしから取り除けて

ください。しかし、わたしの思いではなく、御心の通りにしてください。」(42節)と

祈られました。そして、この時イエス様を御使いが天から現われて力づけた、と記されています。

イエス様は、十字架を前にして弱さをさらけ出されました。神学的には、イエス様は完全な神で

あり、完全な人です。もし神の子ならば、何故このような祈りをするのでしょうか。

イエスご自身が、ご自分を創造主の子であると断言しておられるのに、この弱々しい姿をどう

理解したらよいのでしょうか。実は、ここに
真理の二面性があります。

(転) では、イエス・キリストに関して真理の二面性について考えてみましょう。

それを例えて言うなら、
潜入捜査官のようなものです。捜査官は、警察のバッジをはずした時点で、

警官としての立場を失います。同じように
イエス様は、創造主としてのあり方をお捨てになり

(ピリピ2章6〜8)、御子としての立場を創造主に預けて、私たちと変わらない人間になられた

のです(Tテモテ2:5)。ですから、人として歩んでいくことは、恐れや嘆きや疑いも起こって

くるということです。イエス様は、「この盃を取り除けてください。」とか、「わが父、わが父、

どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」と、人としての恐れと弱さと嘆きをさらけ

出されたのです。しかしイエス様は、「わたしの思いではなく、御心の通りにしてください」と、

創造主への信頼と献身の心を表されました。それ故、イエス様は、信仰の創始者となられたのです

(ヘブル12:2)。イエス様は、人の子ですから決して自分の力で甦ったのではありません。

創造主がイエス様を死から甦らせられたのです。イエス様は、創造主にバッチを預けて、

人間として立場を取って来られましたのですから、死ねば、ハデスに捨てられるのです。

ですから、恐怖心が無いはずがありません。しかし、そこまでもして、人の罪を贖う使命の故に、

あらゆる恐れや不安や怖さの中で、「御心の通りにしてください」と心を定め起き上がられた

のです。もし、怖いからといって、父にお願いして12軍団の御使いを遣わしてもらうなら、

父の御心から逃げることになり、父の御心から離れた決断をすることになります。それは信仰の

ない世界です。自分の命さえも差し出していく姿勢こそが、信仰だからです。殉教した初代教会の

信徒たちやキリシタンたちも、こうした生き方を貫いた人々です。私たちも同じ心、同じ姿勢を

求められているのです。

 ところが、私たちは、困難や苦しみに会わないように守って欲しいと願い、
苦しみから助けて

くださいと祈ったりします。また、いつもおねだりの祈りをします。これは自分中心の信仰で

あって、創造主に対する本気の信仰の現われではありません。
イエス様のように、「苦しくても、

その道を通っていきます。御心の通りにしてください。」と、堅く信仰に立った本気の祈りを、

創造主は願っておられるのです。
それは、信仰の道をつぶしにかかる悪魔に立ち向かうことでも

あります。ですから、祈りは、悪魔に戦いを挑む事です。それ故、強い心を持って悪魔に戦いを

仕掛けていく祈りをして行く必要があります。イエス様は血の汗を流すほどに悪魔に立ち向かわ

れ、御心がなるようにと祈られた時、悪魔は去って行きました。

 ですから、私たちも、立ちはだから壁に怯え、逃げ出したくなっても、凛々しく信仰に立ち、

最後まで主に従って行くという心が勝つなら、信仰の勝利者となるのです。悪魔は、肉体を滅ぼ

しても、魂を奪うことは出来ません。私たちの命は、主の手の中にあるからです。

だから、イエス様と同じように復活させられるのです。

(結) 私たちは、自分の力で戦うのではありません。
御子を信じたとき、私たちは創造主の子と

なる特権を頂きました。だから、イエス・キリストによって頂いた創造主の権威によって戦うの

です。
今こそ教会が結束し、強い心で祈る時です。祈りは聖なる大胆さが必要です。悪魔はわたし

たちの魂には触れることは出来ません。
だから、恐れることはありません。しかも私たちのバック

におられる方は、偉大な創造主です。私たちは、創造主の子としての権威を頂いているの

ですから、イエス様と同じように信仰の証しを立てていきましょう。 



  


                                      

  
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