近年、科学者たちが提唱している最も一般的な仮説の中に、任意偶然説というものがあります。
これは、「任意の偶然+時間=生命体の誕生」という仮説で、
「原始地球の生暖かい原始スープの中で、化学物質が化学反応を起こすに十分な時間さえあれば、
不可能はなく、そこから生命体が誕生する。」という考え方です。
しかし、いくら任意の偶然というものがあったとしても、偶然に100個のアミノ酸が結びついて、
ひとつのタンパク質分子ができる可能性は、目隠しをされた人が、サハラ砂漠のど真中で、
指定された1粒の砂を拾うようなもので、しかも、それは1回切りでなく、3回続けて
成功するようなものです。
フレドリック・ホイルは、「竜巻がガラクタ置場を襲って完成されたジャンボジェット機を
偶然に造り上げるようなものだ。」と言いました。それは、どんなに任意の偶然と時間があっても、
タンパク質1つ造り上げることは出来ないということで、生命体が、偶然に発生する可能性は
ゼロということです。
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