教 会 案 内 牧 師 紹 介 定 期 集 会 特 別 集 会
定 期 メ ッセージ  シ ョ ー ト メッセージ 福 音 の 話
行   事 教 会 新 聞 掲 示 板 リ ン ク 事 務 室


2011年8月14日



言葉の裏を汲み取る



ヨハネ11章17〜29節




  

@ 今朝は、主の言葉の真意を汲み取るために、その言葉の裏を汲み取ることについて学んで

行きたい
と思います。

A さて、福音書を読んでいくとき、
イエス様の言葉の表面だけを受けとめても、その心の

真意を理解することはできません。


例えば、イエス様が、「わたしは天から下って来た生けるパンである。このパンを食べる者は、

いつまでも生きるであろう。」と言われたとき、人々は言ったのです。

「これは、ひどい言葉だ。誰がそんなことばを聞いておられようか。」と。

そして、多くの弟子たちは去っていき、イエス様と行動を共にしなくなったのです(6章)。

しかし、「どうしてそのような場面でそう言われるのだろうか」、「どういう意味で言われて

いるのだろうか」、「どうしてそんな厳しい言い方をされるのだろうか」と、
心を遣って

その真意を考えようとするなら、その言葉の裏側にある真意が分かってくるのです。


その顕著な表われが、ラザロの復活です。

B では、ラザロの復活に至る一連の会話や行動を通して、私たちはその裏側にある真意を

どのようにして汲み取っていけばいいのか考えてみましょう。

さて、ラザロが病気だという知らせがイエス様の所に届けられました。

その時イエス様は言われました。「この病は死で終わるものではない。創造主の子が栄光を

受けるためのものである。」と。弟子たちは聞いていましたが、その二日後に

イエス様が、「ラザロが眠っている。わたしは彼を起こしに行く。」と言われたとき、

「眠っているのでしたら、助かるでしょう。」と言ったのです。彼らのこの受け答えは、

イエス様の言われた言葉の意図を汲み取ろうともせず、ただ言葉だけをそのまま受けとめて

いたことが分かります。もし、「この病は死で終わるものではない」と言われたことを心に

留めて考えていたなら、ラザロが死ぬことを知って言われた言葉だと、分かったはずです。

彼らの悟ろうとしないその心に対してイエス様は、あからさまに弟子に向かって怒り、

分からないのか、「ラザロは死んだのだ。」とはっきりと言われたのです。私たちの常識では、

生きているなら、癒すこともできるが、死んでしまったらダメだろう!と考えます。

マルタも同じでした。主とお会いしてすぐ、「主よ、もしあなたがここにいて下さったなら、

私の兄弟は死ななかったでしょうに。」と弟子たちと同じ考えを持っていました。

しかしマルタは主に、「イエス様が願い求めるなら、創造主はどんなことでもイエス様に答えて

下さいます。」と言っておきながら、主が「あなたの兄弟は甦ります」と言われても、

今はもう駄目だろう。死んだ人間が甦るのは終わりの日しかないと思いこんでいました。

しかし、その時でも、主は甦らすことが出来ることを証しされたかったのです。

ですから言われました。「わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、

たとい死んでも生きる。」と。この御言葉から、そうか!イエス様はここで甦らせようとして

おられるのか、とイエス様の本心に気づかないといけなかったのです。

そこでイエス様は、死んで四日もたって臭くなっているラザロに対して言われました。

「ラザロよ、出てきなさい。」。
私たちが、言葉の表現だけを聞いてそれだけを

受けとめるのではなく、イエス様は何をされようと思っているのかなと、ことばの裏側を

考えていくなら、主言葉の真意が理解され、真理が見えてくるのです。


C 
イエス様の心を理解するためには、イエス様の側に立って物事を見ていけばいい事が

分かります。
そのためには、私たちは自分の考えや先入観を引くことです。我を引いて初めて、

新しい考え方が分かってくるからです。そのためには、へりくだった砕かれた心が必要です。


日々の生活において主の心の真意を理解するために、自分の我を引き、主の心の真意を読み取る

ために、言葉の裏側も汲み取って行きましょう。
 

                                        

  
 *メニュー
      * 教 会 案 内
      * 牧 師 紹 介
      * 定 期 集 会
      * 特 別 集 会
      * 定期メッセージ
      * ショートメッセージ
      * 福 音 の 話
      * 行       事
      * 教 会 新 聞
      * 掲  示  板
      * リ  ン  ク
      * 事  務  室