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2011年8月21日



究極の真理の二面性



ヨハネ12章44〜50節




  

@ 今朝は、究極の真理の二面性について学びたいと思います。

A さて、
真理に二面性があることは、聖書の一番最初に解き明かされています。

というのは、人間のスタートは二面性を持つ存在として始まったからです。

まず、イエス様ご自身も、全く相反する真理を語っておられます。ヨハネ伝1247節後半で

次のように言われました。

「わたしが来たのは、この世をさばくためではなく、この世を救うためである。」と。

一方、939節では「わたしがこの世に来たのは、さばくためである。」と言われているのです。

私たちの考えは、「真理は一つ、答えは一つ」と数学的に考えますから、

どっちが本当なの?と考え込んでしまいます。しかし、
答えは、どちらも真理であり、どちらも

正しいのです。ですから真理には二面性があるのです。

B では、この
真理の二面性について考えてみましょう。

先ず、人間の創造のスタートから見てみましょう。
人間は創造主によって創られた被造物です

被造物というものに、主権はありません。全てなされるままで、言いなりであり、反発も、

反抗も出来ません。ところが、
もう一面は、創造主に似せて創られたという反面があります。

それは、創造主の持っておられる自立心で、誰にも支配されず、自分の考えで自分のしたい

ことをするという部分を、被造物である私たち人間も与えられているということです。

つまり、私たち人間は、この相反する二面性を持って生きているのです。この矛盾を突いてやって

来たのが悪魔です。悪魔は、「知識の木の実を食べたら、創造主の如くになれるよ。」と、

エバの自立心を悪く刺激して、神のごとく自分の思い通りになれる魅力に取り憑かせました。

ですから、エバは思ったのです。「どうしてこの実だけ食べていけないの?」。

エバは、悪魔の言葉が自分の願望に一致したので食べ、夫であるアダムにも与えました。

こうして、創り主にそむく罪が人に入ってきたのです。すると、創造主に背いた人間が持つ

自立心は、歪んだ自立心に変わってしまいました。自分の思いや考えに固執したり、

自分の目標に突っ走って思い通りに行かないと腹を立てたり、創造主に文句をつけたり、

すねたり、自暴自棄になったりするのです。被造物でありながらへりくだろうともせず、

傲慢になって助言さえも拒むようになるのです。このような二面性を持つ罪人の子孫として、

私達クリスチャンは、どう生きるべきなのでしょうか。自立心がある以上、自分勝手な願望も

起こってきます。また、天下を取るほどの大きなビジョンも、主にあって持つこともあるのです。

そこで、
忘れていけないのは、私たちは被造物であるということです。

その
立場を心からわきまえ、どこまでも創り主に反抗せず、へりくだった心で祈り心を

もってビジョンを追求していくなら、主は成し遂げてくださるでしょう。

なぜなら、
私達の成功は、創造主の栄光となるからです。

C 真理の二面性の中にある私達のところに来られた
イエス様は、裁くために来られたと同時に、

救うために来られた救い主なのです。
この二面性こそ究極の真理です。

もし私たちに自立心がなかったなら、ただ受け身のままで、イエス様のために、何もしょうとも

しません。それでは、創造主の如く創られた人間の価値がなくなります。
イエス様は、私たちの

自立心を創造主のために働かせるように、命を掛けて来て下さったのです。


それは、ただのロボットのために命を捨てるためではありません。

私たちの自立心を正しく回復するためです。すなわち、初めの愛に帰って自由意志を創造主の

栄光のために働かせるようになるためです。ですから、二面性がどんなに凄い真理で

あることかが分かります。どこまでも
被造物としての立場をわきまえ、決して逆らわず、

どんな場合も祈りを以て導きを求め、主のために正しく自立心を働かせていくなら、

必ず主は、私たちの主の為の働きを成功へと導いて下さるでしょう。

これこそが、究極のクリスチャンの歩みです。
 

                                        

  
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