『創世記の重要な理由』
―人種に関する進化論と創造論の見解に違い―
進化論によると、人種は何万年もの歳月を経て、猿から別々に進化することによってのみ、
様々な集団が現われたと信じています。その結果、諸集団は進化の進んでいる集団もあれば、
遅れている集団もあるというのです。そこで、進化の遅れている集団と血が混ざることの
ないように、ユダヤ人やジプシーを抹殺して支配者民族を打ち立てようとしたのが、ヒトラー
でした。又、進化論者の中には、異なる「色」をした人たちは、自分たちに比べ動物に近く、
それゆえに自分たちよりも劣っているのだという進化論的人種差別の考え方に毒された人々も
いるのです。このような考え方は、聖書に反しています。
聖書では(使17:26、コロサイ3:11)「一人の人によって全人類が増え広がって
いった。」とあります。又、人の肌の違いに関しては、メラニンの作られる量の違いであって、
メラニンを作り出す能力は遺伝子によって定っています。すなわち、メンデルの法則に従って、
非常に濃い色から非常に薄い色まで、発現し、濃い肌の場合には、紫外線の強い地域に適応でき、
薄い肌の人は皮膚ガンになり適応できません。従って、薄い肌の人は、北欧の地域に適してい
ます。黒い肌の人は、北欧では紫外線をブロックし過ぎ、逆にビタミンDが欠乏して軟骨化症と
いう「くる病」を引き起こします。ですから、定住する地域によって、遺伝的適応が起こりその
地域の人々のみによって婚姻が結ばれることによって「純化」する傾向があるのです。すなわち、
肌の色による人種差別は何の根拠もありません。又背丈の大きい、小さいも、人種差別の根拠に
なりません。全ての人間は、人間の遺伝子を持ち、その現われ方が違うだけであって、人間として
平等なのです。これが聖書の見解です。従って、進化論で言う進化の途上にある人種と、進化の
頂点にある人種があるという差別は、一切あり得ないのです。
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