神経は、体の各部分や、内臓などと連絡を保ち、
@情報を集めたり、
A器官の機能を統制したり、
B考えたりする重要な役目をもっています。
ちゅうすう まっしょう
この神経は、司令官である中枢神経(脳と脊髄)と兵士である末梢神経(脳神経と脊髄神経)
とに分かれます。この末梢神経は機能上、感覚神経(皮膚の感覚器と結ぶ)と運動神経(筋肉と
結ぶ)と自律神経(内臓等に人間の意志に関係なく働く神経)とに分けられます。自律神経は
交感神経と副交感神経に分かれ、交感神経は脊髄を中枢(司令官)として連絡を取り、脳からは
独立しているので、人間の意志とは無関係に働いていますが、副交感神経は脳を中枢として連絡
を取っているので、(一部は脊髄)大脳の支配を受ける神経と、支配を受けない神経の2本から
成り立っています。ですから顔の筋肉は意志でも働かせるし、無意識でも動くのです。(呼吸等)
このように神経は、複雑な働きをしており、しかも統制がきちんと取られているのです。この
複雑な中で、きちんと秩序が保たれ、人間の複雑な感情や、手足の動きに、その時、その時に
見合って、臨機応変に対応してくれているのは驚きです。この複雑・精巧極まりない動きを秩序
立てて行わせる仕組みは、全能の創造者しかできません。この命が偶然にできて、進化したとは
とても考えられないことです。命の主に、いのちありがとうと叫びましょう。
|