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2006年 NO.155



         
『神経組織の不思議』






神経細胞が信号を伝える仕組みは、外部の刺激を痛覚のような受容器が興奮して、弱い電気を
                   じゅじょうとっき   じくさく
発します。それを神経細胞の樹状突起から、軸索末端に流れ、電気信号を科学的な伝達物質に
                           せきずい
変えて、シプナスというスキ間を飛び越え、次の神経細胞(脊髄神経など)に伝え、上に進んで

大脳皮質に伝達されます。この大脳に伝わった情報が、脳内の複雑な情報伝達網の神経(電線)を

通って分析され、下りの脊髄神経(運動神経)を通って筋肉に伝えられていきます。

すなわち、ほとんどの情報は脳に集められ、分析が成され、次の行動を取る神経網(電線)に
                         かたまり
伝達されていく仕組みは、実に知性の塊です。もちろん反射神経のように無意識に行なわれる

運動もありますが、(危険回避のため)しかし、人間の体は、単なる本能で動いているのではなく、

全てを正しく分析する知性で動いているわけです。


ですから人間の命は、知性なくしては存在しない命です。自然とか偶然というものは、知性が

ありません。知性のないものに知性のあるものを造れないのです。まさに人間の命は驚くべき

知性を持つ創造主の知恵の結果であることを覚えたいのです。



                                    



     
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