『神の愛を放って』
ゴスペル・ミッションのメッセージから
アーサー・ホーランド師
|
@ ジーザスは「わたしが来たのはあなたがたがいのちを得、それを豊かに持つためだ」と語って
います。「いのちの豊かさ」を体験したければ、幼子のように正直になれと。でも、宗教やってる
人たちの中に喜怒哀楽というものを感じない者たちが多い。だからこういう人間にはなりたく
ない、と思わせる人たちがあまりにも多すぎるのです。自分の心を素直に見つめる人間になって、
その心に抱えている問題に対して答えが与えられないといけません。ただ宗教的な儀式だけやって
たら、自己満足になってしまいます。
A 日本は100年の歴史の中で、未だに1パーセント弱のクリスチャンしかいません。なぜかと
いうと、福音を伝えてる人々がほんとうに、この命に感動していないからです。又、心の中に
豊かさを持って、その豊かないのちを、生き様の中で、野の花の香りのように放ってないからで
す。ジーザスは「わたしという世の光なる存在を心に迎え入れたら、あなたは月のように、いろ
んな人に希望の光を反射していく、そんな魅力的な存在になれるんだよ」って絶えず語っていま
す。神様を信じて行くってことは、自分の中にある罪を見せられていくってことだと思う。神の
愛を知れば知るほど、自分の中に愛が無いなと教えられます。「その深い愛の中に生きて行きた
い」と願えば、変えられて行くんです。そしたら、傷ついた人たちの気持ちが分かるようになり
ます。そこでは、「神は愛です。」と言わなくても、神の愛を体験している人がその人と接して、
その人の手を握ってあげるだけで、その人にあなたの愛が流れて行くという奇跡が起こるんです。
言葉は要りません。あなたによって、私は慰められ励まされるのです。
ジーザスは「今わたしはお前たちの中に生きているんだよ」ということを、あなたという
キャラクターを通して人々に現したいのです。「お前にしかできないことがある。それを発見し
なさい。でも、それをお前だけのためにしてたら何の意味もないんだ。隣人を愛しなさい。
あなたは尽くすために造られているんだから。そして今、お前のユニークな豊かさを周りの人に
注いで行きなさい」そう、ジーザスは語っているのです。
B 私の好きな、アメリカインディアンの詩があります。「美の中を歩かせてください。赤と紫
め
の夕日を見させてください。わたしの手にあなたの造ったものを愛でさせてください。愛させて
ください。あなたの声をわたしの耳に届かせてください。あなたが我が人々、民族に教えていた
ことを理解できるように賢くしてください。あなたが葉っぱや岩の陰に隠された教えを、学ばせ
てください。わたしは力を求めます。それは、兄弟よりも強くなるためではなく、一番手ごわい
敵、自分自身と戦うためです。いつも清い手と素直な目で、あなたの許へと迎えるように、わたし
を準備させてください。消え行く夕日のように、わたしの人生が消えてゆくとき、わたしの霊が
恥じることなく、あなたの許へと向かえるように。」彼らには教会という建物は無かったけど、
自然界によって人間の存在価値を教えられていました。日本にだって、ザビエルが日本に来る前
から、真剣に自然界の中に入って神を求めていた人たちがいっぱいいました。自然界の中に入っ
て自分の罪示されて、背後にある自分のうちに働く他力の力にしがみついて生きて行きたいと
願った人々です。宣教師も、バイブルも無かったけれど、自然界のバイブルが彼らにメッセージ
していたのです。彼らの感じていたスピリット、神はちゃんと分かっていてくれます。伝道とか
信仰というものは、結局、目に見えないものを見つめるということです。聖書の言葉を頭で暗記
するだけで終わるのではなく、その中にある意味合い、命を、私たちはもっと肌で感じる必要が
あるのです。言葉の説明じゃなくて生き様で匂わせ、熱を感じさせるような、そういう一人一人
になってほしいと、普遍的な存在は願っていると思います。
C 神の前に謙遜になって、もっと自由で豊かな魅力的な、そのエネルギーを体験しながら、
その愛を、周りの人々に感染させていこうではありませんか。そんな冒険に満ち溢れた世界が目
の前に広がっています。また、是非たまには自然界に出て行って、深呼吸してみてください。
かも
自然界が醸し出す神のことばのエッセンスが魂の中に流れてきますから。今日は、長々と話させて
くださって感謝します。
|
|