「ゼロからでも与えてくださる」
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Ⅰコリント８章
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① 今朝は、御霊でものごとを見、考え、判断していくことについて学びたいと思います。
② さて、パウロはコリントのクリスチャンたちに明言しました。「もし食物が私の兄弟をつまず
かせるなら、私は今後一切肉を食べません。それは、私の兄弟につまずきを与えないためです。」
と。それというのも当時のコリントの市場では、偶像にささげられた、お下がりの肉が格安で売ら
れており、それを食べる食べないで裁き合うような情況があったからです。
③ では、このパウロの判断の基準はどこにあるのでしょうか。それは御霊による判断です。
御霊でもの事を見、神の御前にあって益となるかどうかを考える愛です。もし、自分の好みで判断
するなら、「格安な肉を食べないなんてもったいない。偶像にささげた肉なのに・・・と言われ
たってかまわない。元々、偶像の神なんていないのだから・・・。」となるでしょう。確かに、
唯一の神以外には神は存在しませんから、偶像の神は実際にはないものです。私たちには、父なる
唯一の神がおられるだけで、すべてのものは、この神から出ており、私たちもこの神のために存在
しているのです。この知識に立っている者にとっては、肉を食べても何の影響も受けませんから、
食べる食べないは自由なのです。しかし、偶像の背後にはサタンがおり、自分自身を拝ませたい
と言うサタンの力が働いています。ですから、それまで、偶像の神であるサタンに心を開いて、
その力を体験している者たちにとっては、偶像にささげられたお下がりの肉に対しても敏感な
感受性を持ち、その肉を食べることによって影響を受けてしまうのです。そして、そのような
特別な人々にとっては、パウロがそれを食べているのを見るだけで、彼らの良心のつまずきとな
り、福音から遠ざけてしまうことにもなってしまうのです。ですから、パウロ自身は食べても何
の影響も受けないものですが、それが福音の妨げとなるなら、一切、肉は食べない、と決心した
のです。このパウロの考え方、判断の仕方こそが御霊の判断なのです。このように、彼はいつも、
神の前に益となるか否かを御霊に聞いて御霊の判断をしているのです。
④ 私たちの教会には、今、リバイバルのための大きな器を用意したいという願いが与えられてい
ます。もし本気で大きく口をあけて求めていこうとするなら、自分自身も犠牲を払っていかねば
なりません。それは、肉のままでは出来ないことです。肉の思いは苦労はしたくないからです。
しかし、私たち自身が、御霊の判断によって祝福を味わう経験をしたら、私たちの心が神に向い、
神はゼロの所からでも与えて下さることを味わっていくでしょう。そうすれば、私たちは恐れず
大きな口を開けて求めていく者とされるでしょう。このように、「主のためならやります」とい
う御霊の判断の出来る信仰を持ったクリスチャンが育っていったら、この教会は豊かに祝福され
ていくでしょう。御霊の判断の中に生きていく者とされましょう。
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