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2018年 NO.636


天に繋がる信仰


私たちが、パラダイスに行けるかどうかは、実に深刻な問題です。なぜなら、今持っている

命は偶然に出来上がった命ではなく、命を生み出された方の意思に基づいて存在している命

だからです。この人間の命は、小さな命である細胞が集まって出来ています。

 初めは、男性の一つの精子細胞と、一つの女性の卵細胞が合体して、受精卵の細胞となり、

その受精卵が幾倍もの数に分裂して60兆個にまで至ります。その分裂の過程で、母の胎内

でいろいろな臓器が組み立てられて行きます。ある時に心臓ができ、次には体中の血管が

10万qも出来上がってくるのです。そして、脳の仕組みが造られ、肺、腎臓、肝臓、膵臓、

胃、腸などが出来上がって行きます。また、腎臓では、おしっこをする仕組みや大便をする

仕組みも出来上がり、目で物を見、鼻で息を吸い、耳で音を聞く仕組み、口で食物を食べる

仕組みなどが、母の胎の中で出来上がって行くのです。それは、決して「でたらめ」に作り

上げられるものではありません。全てが「決め事」に従って順序よく作り上げられ、

10月10日経つと、「オギャー」と生まれて、自分で呼吸をし生き始め出します。


 これらの命は、実に複雑な数々の仕組みがトータルで仕組まれ、一人の人間として活動を

始めるのです。もし人間が偶然の存在であるならば、生まれてくる子も「でたらめ」に

仕組まれて、奇形児しか存在しません。それなのに、10万qもある血管は、(から)まること

もなく、詰まることもなく、60兆個の細胞に酸素と栄養を届け続けて行くのです。
こんな

精巧な作品が知恵ある制作者や、設計図なしに存在できるでしょうか。出来上がった体も、

一つ一つの決め事が正しく働かないと、一日も生きて行くことはできません。もし地球に酸素

がなかったら、赤ちゃんはオギャーと息を吸い始めても、死んでしまいます。ここに、生きて

行くための驚くべき生活環境も、予め創り上げられていたわけです。ですから人間が生きて

行くことの出来る命は、決して偶然の産物ではなく、この地球上に生かすように考えて

仕組まれた、命の創造主の驚くべき傑作の塊です。


 そんな被造物である私たちが、命の制作者を無視して、傲慢の限りを尽くして生きて来たの

であれば、どうなるのでしょう。
人間は理性のない単なる動物ではありませんから、人のこと

を考え、「世のため、人のために」生きようとする心を持った存在として創られ、命を閉じた

時には、その一生の行いの悪行と罪は、創造主の審判の対象になります。それは、驚くべき

命の尊厳としての当然の結果です。すると、私たち自身は裁きの対象です。それなのに、

もし罪の債務を全て無効にされる方法があれば、どうでしょう。「信じますか」、「バカに

しますか」?私たちがパラダイスに行けるかどうかは、実に深刻な問題なのです。



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