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2018年 NO.631 |
種蒔きの譬え話しの結論は、「聞く耳のある者は聞きなさい」という御言です。 すなわち、聞く耳のある者とは、聞いたらその通り行って実を結ぶことです。まず、道端に 蒔かれた御言は、サタンが奪ってその人の心に入れないようにします。次に、岩地に蒔かれ た御言は、根が張っていないので、心に留まらず、話しが終ると、全部忘れてしまいます。 次に、茨の中に蒔かれた御言は、その御言が、自分の願望と一致せず、自分の利益に反する ため、その御言に蓋をして聞き流してしまうのです。すなわち、語られた御言も、その人の 聞き方1つで、道端の種となったり、岩地の種となったり、茨の中の種になったりして、 全くその人にとって実を結ぶ御言とはならないのです。では、実を結ぶ種とは、どんな種 でしょう。 それは良い地に蒔かれた種です。丁度、雨が乾いた地に吸い込まれて行くように、 種は水分を充分吸収して、突然土から芽を出し、大きな枝を張り、たった1粒の種から、 30倍、60倍、100倍の実を結ぶようになるからです。良い地に蒔かれた種は、道端の 種のように、サタンに妨害されることもなく、岩地の種のように、初めから信仰がなく 聞く心も持ち合わせず、茨の中の種のように、聞いているようで いるような聞き方をしません。良い地の種は、聞くことに集中し、自分の考えを挟まない のです。だから、素直に御言を吸収し、悟る心が与えられて、聞いた事柄に注意して実行 するのです。ちょうど、御霊様の声を聞く時のように、自分の邪念を振り払って、そのまま 最後まで聞く心を通し、聞き終わった時に、初めて自分の心に問い始めるのです。 「お前は、聞いた通り実行するか?」と。聞いた通り実行するなら、御言は絶対主の言葉 ですから、結果は、おのずから実を結ばせるので、私たちは刈り取るだけでいいのです。 なぜなら、「主に信頼せよ、主が成し遂げて下さる」(詩37:5)からです。この心を もって、御霊の声を聞き、御霊の導きに素直に従って行きましょう。 |
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