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2018年7月15日

肝心なときには御霊さまの声に聞き従い、
            自分の罪を認め、責任を取って行く



第Ⅰコリント6:19~20 

(起)第Ⅰコリント6章19、20節の御言葉から、「肝心なときには御霊さまの声に聞き従い、

自分の罪を認め、責任を取って行く」ということを学びたいと思います。


(承)さて、今お読みした中で、19節には「・・・あなた方は、聖霊の宮であって、もはや自分自身

のものではありません」とあり、20節には「・・・全能主のものであるあなた方の体と霊をもって、

全能主の栄光を現しなさい」とあります。 しかし、「自分自身のものではない」、「全能主のもの

である」と言われても、今の私たちは、それを自覚することが難しい状態にあります。何故かといい

ますと、私たちの内には魔物がおり、一日の内の50%は、未信者と同じように自分自身の肉の思いの

中で生きているからです。一日の内の1%でも御霊さまの声を聞き、御霊さまの影響力を受ける時間が

あれば幸いですが、その1%さえもないまま一日が終わってしまうこともあるのです。

それが今の私たちの現実です。


(転)では、先程お読みした「聖霊の宮です」という御言葉は間違いなのかというと、そうではあり

ません。私たちはキリストと共に死に、キリストと共に甦り、キリストにあって生きる者とされました。

すなわち、
全能主のものとされたのです。しかし、それはあくまでもアオリスト形で書かれていること

ですので、「私たちの現在の状況の如何に関わらず、全能主の前にあってはそのように見られている」

ということになります。だから、
「確かに私たちの体と霊は全能主のものであるのですが、今現在の

自分は魔物を抱え込んだまま生きている」という二面性がある
のです。だから、その二面性の中で、

私たちはどのように生きて行けば良いのかと申しますと、大事なポイントは一点だけです。それは、

罪を指摘されたときに、御霊さまの声に耳を傾けるか、どうかということです。先程も申し上げたよう

に、私たちは一日の内の半分は魔物の声を聞いて生活していますので、それ故に罪を犯してしまいます。

罪を犯せば、当然叱られます。そのときに、「本当にその通りです」と認め、
「自分が犯した罪に

対する報いを受けるのは当たり前です」とへり下る心を表すならば、全能主は「それで良し」と言って

下さいます。
私たちをその方向へ導き、全能主と結びつけようとして下さるのが御霊さまです。

だから、私たちはその御霊さまの声に聞き従い、自分が犯した罪の責任を取って行くべきです。

 ところが、もし御霊さまの声をかき消して、自分の罪を認めたくないような顔つきをしたり、弁解を

したりすると、それは「自分は罪人ではない」ということを表明し、全能主の前に義人ぶることになり

ます。
義人ぶる者にはイエス・キリストの贖いは必要ありませんので、それを表した瞬間に、私たちは

全能主との繋がりを失い、イエス様の贖いも失ってしまいます。だから、全能主は、私たちが罪を犯し、

その罪を指摘されたときにどう出るか、その処を度毎にチェックし、見ておられるのです。


(結)私たちの内には魔物がいますので、どうしても罪を犯してしまいます。しかし、反対に、

私たちの内には御霊さまもおられるのです。
「御霊は御国を受け継ぐことの保証です」とありますので、

私たちの内に内住される御霊さまを決して消してはいけません。
少なくとも、肝心なときには御霊さま

の声に聞き従う心が必要です。その「肝心なとき」というのが、罪を指摘されたり、叱られたりした時

です。そのときに、正直に罪を認める心を表すならば、「お前は罪人であることを自覚しているの

だからそれでいい」と、全能主は言って下さいます。なぜなら、
魔物を抱えた100%罪人の私たち

のために、イエス様は100%の贖いをして下さった
からです。だから、私たちは自分の罪を認め、

責任を取ることから逃げてはいけません。むしろ、そこで責任を取って行く心を全能主の前に表して

行くべきです。時には、「それを人の前に表せ」と言われることもあります。そのときは恥をかくかも

しれませんが、それはして行かなくてはならないことです。私たちは元々罪人で、メンツを守れる

ような人間ではありません。たとえメンツを潰されても、当然のものですから、自分の罪を認め、

責任を取って行く、この霊的世界に身を置こうではありませんか。


 
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