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                                                                                                                              2022年 元日


悪魔からの誘惑の声に勝利する秘訣

ルカの福音書4:1~13

(起) 一年の初めのメッセージとして、「悪魔であることが分かったら、その瞬間に否定し、全能主に従う

道を選んで行くこと」
を学んで行きたいと思います。



(承)さて、イエス様は福音宣教の初めに、御霊によって荒野の中に連れて行かれ、40日間断食した後で、

悪魔の試みに遭われました。その間、イエス様は何も食べられなかったので、人間の体としては衰弱し

切った状態でした。そこへ、悪魔が誘惑に来たのです。「もしあなたが全能主の子であるなら、
この

石にパンになれと命じなさい」
と。しかし、イエス様はその悪魔の誘惑に乗らず、「『人はパンだけで

生きるものではない。全能主の一つ一つのことばによって生かされるのである』と書いてある」
と、あっけ

なく退けられました。イエス様は全能主の子ですから、石をパンに変える奇蹟を行ったとしてもおかしくは

ありません。しかし、イエス様は全く悪魔の誘惑の言葉を心に入れず、何の迷いもなく否定されたのです。

そして、その後も悪魔はイエス様にあらゆる試みを仕掛けましたが、イエス様は全ての誘惑に対して、

頭ごなしに、すべてを否定され無視されました。どうしてここまで、つっけんどんに悪魔の言葉を退けられ

のでしょうか? もう少し、悪魔に誘惑の真意を確かめてからでも良かったのではないかと思うの

です。
しかし、イエス様は一つも隙を与えませんでした。何故でしょうか? それは、初めから相手が悪魔だ

ということを分かっておられたから
です。もし、相手が悪魔だということが隠されていた場合、「そこまで

言うなら、やってやる」という気持ちに成っていたかも知れません。なぜなら、その相手に対して

勝ち誇ることが出来るからです。ところが、イエス様は悪魔の挑発には、一切乗りませんでした。

なぜなら、この場合、
明確に悪魔の誘惑であり、全てが悪魔の言葉であったからです。だから、悪魔の

言葉には一つも関わりを持つ必要が無く
その悪魔の言葉を聞く必要もないし、その挑戦を受ける必要も

ありませんでした。ここが
、この書の大事な点です。すなわち、頭から悪魔の言うことは否定して良かった

のです。


(転)このことは、私たちにとっても非常に大切な教訓です。私たちは、聖書を読んで初めて悪魔という

存在を知ったのですが、悪魔は目に見えませんし、私たちにとって全く理解出来ない敵です。しかし、

たとえ目に見えなくても、この世の中で実際に起こっている出来事を見る時、そこに悪魔の存在がなければ、

「こんなにエグイ事は出来ないだろう」と、思うような事がたくさんあります。去年一年間だけでも、

病院に灯油を撒いてたくさんの人を殺してしまうとか、電車の中で刃物をふりまわし、人を刺し殺して

しまう
とか、このように考えられない事件が現実に起こりました。こうして人の命を本気で(あや)めようと

する時には、自分自身を完全に悪魔に委ねて、内側にある魔物の声に従う心を出さなければ出来ません。

しかし、その
魔物の心は、人殺しの時にだけ出てくるのではなく、普段でも、私たちの心の中から出てくる

ものです。例えば、何となくイライラしたり、ムカついたり、或いは自分自身を誇ろうとしたり、従う立場

の者が、主導権を取って人の上に立とうとしたりする傲慢さは、
秩序を損なう、悪魔的な感覚、言葉、意識

に乗せられた
です
。ですから、自分自身がそういう気持ちになった瞬間に、それらは全て頭ごなしに、

はね除けて
否定すべきものです。一つも自分の心の中に受け入れてはならないものです。時に、悪魔は光

の天使を
装って、正しい者かのように、近付いて来ることもあります。その時は、正しい事と、正しくない

事を混ぜて来ますので、その時は、悪魔だと最初から判断出来ない場合も多々あります。しかし、そんな時も、

時間と
共に必ず正体が見えて来る筈です。だから、初めから分からなくても、途中で「これはおかしい」と

思い、悪魔であることが分かったら、吟味して退けていくべきです。ここのところをはっきりさせて行けば、

一般の
クリスチャンでも気付(きづ)けるはずです。「これは悪魔に違いない、おかしい」ということが見えた

瞬間に、
一切悪魔と交渉してはいけないのです。



(結)どうか、今日のメッセージをしっかりと覚えて下さい。悪魔との戦いは、この世が終わり、

全能主の国が成就するまでは、どうしても避けて通れない道です。患難時代では、「お前たちを助け

てやる」とか、「守ってやる」とか言って、近付いて来るかもしれません。しかし、私たちが患難時代に

守られることはありま
せん。私たちの命は取られるのです。なぜなら、御言葉に「獣は聖徒に戦いを

挑んで、これに勝つことを許された」(黙13:7)
とあるからです。いかにも私たちに対して温情

をかけてくれるような言葉を聞いたとしても、一切乗ってはいけません。悪魔の言葉は、「口には甘く、

腹には苦いもの」です。そんなものを
絶対に飲み込んではいけません。ほんのちょっとでも、隙を

与える必要はありません。悪魔は私たちの腹の底を知っていますから、悪魔をほんの少しでも利用し

たいとか、利用しようと考えていたら悪魔は居座ります。ところが、嫌ってシャットアウトすれば、

向こうは離れて行くしかないのです。ただし、ある
事柄については向こうも粘りますから、追い出さ

れてもまた来るか、或いは悪魔の手下を送って来ます。しかし、その都度(つど)に全部拒否すれば良いの

です。これが、悪魔に勝利する秘訣であり、また全能主を
信じて行く者の姿です。
悪魔であることが

分かったら、その瞬間に否定し、全能主に従う道を選びましょう
これが、イエス様が「荒野の誘惑」

で示された手本です。どうか、この心を持って、新しい一年を始め出し、全能主の集大成の働きに

使って頂こうではありませんか。


 
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