ショートメッセージ
  
  
教 会 案 内 牧 師 紹 介 定 期 集 会 特 別 集 会
定 期 メ ッセージ  シ ョ ー ト メッセージ 福 音 の 話
行   事 教 会 新 聞 掲 示 板 リ ン ク 事 務 室
2020年 NO.727


信仰のバロメーター
(クリスチャンのアキレス腱)


 ヨハネ2章24節でイエス様は、「彼らの信じ仰ぐ心が、上辺だけのものであること

を知っておられたので、彼らに御自身をお任せにはならなかった」とあります。そこで、

この
「上辺だけの信仰とは何か」を考え、信仰のバロメーター、すなわち信仰の状態・

程度を知る
ものは何かを考えていきます。その信仰のバロメーターとなるものは、クリス

チャンにとって
「悔いし砕かれた心」があるかないかで判断されます。なぜなら、

それはキリストを信じた時に、「自分の罪を悔い、砕かれた心」に信仰の原点があった

からです。「罪を悔いる心を持った」とは、人は生まれながらに魔物の心を抱えており、

そのどうにもならない心に悩まされていたからです。ですから、人は子供の時から罪を

指摘され、怒られ続けて来ました。ところが、クリスチャンになって霊的な生き方を求め

始めると、益々自分の肉の()まわしさを、嫌と言う程思い知らされるようになります。

なぜなら、内住の御霊が肉の罪を指摘するようになるからです。そして、その肉が霊的な

生き方に逆らい出すのです。このことは、クリスチャンにとって、生まれながらの肉の

性質が、霊的な生き方の邪魔になり、うっとおしく思うようになります。でも、その肉は

信じたからといって、決して消えて行くものではありません。そこで、牧師はその肉の

生き方を続けている人に、霊の目を()って、その人の肉の性質を指摘し、時には叱らな

ければなりません。なぜなら、その肉の性質は信仰の成長を妨げるからです。すると、

クリスチャンは、信じたことによって未信者時代よりも肉を指摘されることが多くなり

ます。そこでクリスチャンは、「怒られないように、怒られないように」と、お利口さん

振ろうとして、
上辺だけの信仰になり、見せかけの律法主義者となって、恵みから落ち

てしまうのです。すると、信仰はおかしくなり、自由さを失って、心が固まってしまい

ます。では、一体どうすれば良いのでしょうか?


 それは、肉を指摘された時、ごねて、それを(きら)わず、むしろ自分から謙っ(へりくだ)て受け止めて

行こうとすればいいのです。これが、信仰の成長を見るバロメーターとなります。


クリスチャンは救われた罪人ですから、怒られても当然の者です。むしろ叱られた言葉を

(へりくだ)って受け止め、その指摘を自分の信仰の成長のために活かし、前向きに受け止めて

いくならば、必ず成長した信仰者になります
。しかし、これがなかなか出来ないのです。

それは、誰一人怒られて()い気分になる人はいないからです。人は皆プライドの塊です。

ですから怒られるより、褒められた方が()いに決まっています。ですから、「私は褒め

られて成長する者です」と平気で言うクリスチャンもいます。しかし、褒められるような

人間なら、キリストの贖いは必要なかったでしょう。ところが、どうにもならない罪人

であったからこそ、キリストの救いが必要であったのです。それならば、霊的な成長を

求めて
「悔いし砕かれた心」に立ち返り、「肉の指摘」を受けても、反発せずにあえて

心を開いて、聞いて行こうとする謙り(へりくだ)が、成長の秘訣となるのです。しかし、分かって

いても何度も怒られ、指摘されると、心が固まり
「怒られることから逃げよう」としま

す。また、
「怒られることは、いけないことだ」と思って、律法的になり、反発が出て

くるのです。その本音は、「怒られることは(いや)だ」と思う肉の頑なさがあるから

です。もし、それを主張するなら、絶対主に対して「自分は罪人ではない」と言い張る

ことになります。ここに陥ると、クリスチャンはキリストの恵みから落ちて、立ち上が

れなくなってしまいます。ですから、クリスチャンは、怒られることを(きら)って、

固まってはいけません。むしろ、叱られたときには、あえて心を開いて、絶対主の前

(へりくだ)っていく方向へ向けていくべきです。これが、信じた時の
「悔いし砕かれた心」

の原点であったからです。
罪人は「怒られて当然です。」ならば、この心が「信仰の

バロメーター」
であることを自覚しましょう。


 *メニュー
      * 教 会 案 内
      * 牧 師 紹 介
      * 定 期 集 会
      * 特 別 集 会
      * 定期メッセージ
      * ショートメッセージ
      * 福 音 の 話
      * 行       事
      * 教 会 新 聞
      * 掲  示  板
      * リ  ン  ク
      * 事  務  室