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2019年12月22日

絶対主の前に(へりくだ)った心で

第Ⅰテサロニケ4:13~18


(起)第Ⅰテサロニケ4章の、患難時代に起こる空中携挙について記されている御言葉から、

(へりくだ)りの心を持って患難時代の信仰を全うして行くこと」を学んで行きたいと思います。


(承) さて、ここには、患難時代に起こるクリスチャンの空中携挙について記されています。

それはどういう順番で起こるかというと、まず既に眠っている人たちが甦らされて天に上げられ、

そのあとで、患難時代の中で、獣の印を受けずに最後まで生き残った人たちが天に上げられます。

このことについては、黙示録にも同じ順番で記されています。黙示録14章12節を見ますと、

「ここに、絶対主の戒めを守り、イエスを信じ仰ぐ心を持ち続ける者たちがいる。ここに、聖徒

の忍耐がある」とあります。これは、獣の像を拝まず、額や手に印を受けなかった聖徒たちのこと

を言っているのですが、実はこの箇所以後は、聖徒たちの事については出てきません。ということ

は、ここまでに聖徒たちは殉教してしまうのか、或いは、 獣の印を受けずに、隠れながら「生き

残っていた聖徒たち」が、この時に白い雲に乗って来られるイエス様に、引き上げて頂くのか

どちらかです。(黙14:14)この空中携挙が起こるのは、明らかに患難時代の後半です。

ということは、患難時代が始まる前にクリスチャンが天に引き上げられることは決してあり得ま

せん。このことは、福音書でも同じ順番で記されています。ですから、私たちクリスチャンは

みんな患難時代を通って行くのです。


(転)では、私たちはどういう心を持って、その患難時代を通って行けば良いのでしょうか?

患難時代を通って行くクリスチャンは、ただ強がりで「殉教するぞ」と決めて、その道を全う

できる訳ではありません。むしろ、
自分自身の弱さを認めた上で、「決して、自分は患難に耐えて

行けるような者ではない」と自覚しつつ、それでも自分にできる精一杯の心を表して行こうと

する、その遜りの姿勢を持って走り尽くして行くことです。
そこで強がって見栄を張り、自分の

弱さを棚上げして、主に仕えて行く強さだけを表して行こうと思っても、無下(むげ)(つぶ)される

だけです。そういう人は、どこまでも形だけを求め、「自分は主の為に、これをして来たから

とか、主のために殉教するから」と、傲慢な気持ちになって行きます。その心を絶対主は一番

嫌われるのです。むしろ、私たちは、自分はイエス様を信じたからといって強い人間になった

わけでもないし、堂々と患難を通って行けるような強い人間に整えられた訳でもありません。

むしろ、自分の罪深さや、罪人として弱さを自覚して生きて行くべきです。多くの人は、この心

の弱みを持ち続けたくないが 故に、自分の罪を棚上げにして、「主のためだ」と言って、自分の

行いに頼ろうとします。しかし、それは「自分の行いをお土産として持って行き、絶対主に受け

入れられようとする」傲慢な姿です。絶対主は決して人の功績で人を受け入れられる方では

ありせん。それをしたら、イエス様の贖いが空しくなってしまいます。


(結) ですから、私たちは、生涯命閉じる時まで、自分自身の罪の負い目と弱さは担って行く

べきです。すなわち、自分自身の弱さと、自分自身が蒔いた罪は、自分自身の痛みとして負って

行くべきです。決して棚上げにしてはいけません。そして、その心の痛みを感じながら、弱い者

であるということを自覚しつつ、絶対主の前に為すべきことはやって行く遜りが必要です。

私たちは、天に行くまで、どっちに転ぶか分かりません。しかし、一つ言えることは、絶対主は

この遜りの心を持った者を、お見捨てにならないということです。だから、私たちはこの心を

持って患難時代を通って行くのです。そこで、どういう結果になるかは分かり ません。殉教する

のか、最後まで隠れながら逃げて行くのか、時には転んでしまうのか、それは分かりません。

しかし、
絶対主の前にこの遜りの心だけは失ってはいけません。絶対主の前に罪人であるという

事実は永遠に変わりませんから、それは一生涯負って行くべきです。たとえ絶対主に対して裏切

り、罪を犯すことがあったとしても、どこまでも遜って行くべきです。
決して開き直ってはいけ

ません。
そこに絶対主の憐みがほんの少しでもあるならば、私たちは絶対主のお心に引っ掛けて

もらえるでしょう。どうか、この遜りの心を持ちつつ、「勝利を得るクリスチャン」として、

患難時代の信仰の生涯を全うして行こうではありませんか。


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