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2018年9月2日


霊的な感覚を身につけ、救済計画の集大成がなされる、
絶対主の「終末の志士」となって行く


マタイの福音書1:18~25



(起)マタイの福音書1章のイエス・キリストの誕生の記事から、「常に絶対主の側から物事を見て、

霊的な感覚を身につけ、救済計画の集大成がなされる、絶対主の『終末の志士』となって行くこと」

を学びたいと思います。


(承) さて、ここにはイエス・キリストの誕生について記されております。この時、ヨセフはマリヤ

と婚約していましたが、マリヤが、ヨセフと一緒になる前に、既に聖霊によって身ごもっていました。

当時は、結婚する前に身ごもった女性は姦淫の女と見なされ、石打の刑で裁かれなければなりません

でした。だから、マリヤも石打の刑によって命を失う可能性があったのです。そこで、ヨセフはマリヤ

を密かに去らせようと考えました。すると、夢の中で主の使いがヨセフに現れ、「心配しないでマリヤ

を妻として迎えなさい。マリヤの胎内に宿っている子は聖霊によって生まれる方です。そのお方は、

民をその諸々の罪から救う者となります」と語られたのです。それは、預言者イザヤを通して予め預言

されていた事柄であり、聖書に記されていた内容でした。そのため、ヨセフは夢の中で聞いた事柄は、

単なる夢ではなく、絶対主からの御心であると悟ったのです。そこで、ヨセフは自分の思い煩いを

払拭し、絶対主の側に立って考えました。そして、マリヤを妻として迎え入れたのです。

もし、ヨセフが常に自分の考えを優先し、自分の利害で考える人であったならば、自分の物の見方や

考えにこだわり、おそらくマリヤを迎え入れることはできなかったでしょう。ところが、彼は人間的な

自分の思いや考えを砕いて、絶対主の言葉を信じ、絶対主の側に立って考えました。ですから、

このヨセフという人は、絶対主の霊的な感覚を汲み取って判断する人だったのです。


(転) さて、その霊的な感覚は、私たちにとっても重要なものです。それは、たとえこの世の中に

生きていても、私たちの物の見方考え方は、常に絶対主の側から見る物の見方、考え方でなければ

ならないということです。では、その霊的な感覚を身につけて行くために必要なものは何でしょうか。

  それは、まず自分の弱さを認め、罪人だと自覚することです。罪人がいくら粋がって自分の考え

に立っても仕方ありません。私たちは、自分で考え自分で判断して行くべきだと教育されて来ました

が、実際のところ、一寸先のことは一切分からない者です。なのに、自分で決めることのできる者だと

自負しているのは、自分の内に魔物を抱えている罪人であることを無視しているからです。

むしろ、魔物を抱えた罪人であるなら、100%絶対主に従って行くのが正しい選択です。絶対主は、

本来なら地獄で裁かれるだけであった罪人の私たちを、ご自分の一人子イエス様の命と引き換えに

救って下さいました。ならば、私たちが絶対主のアドバイスを受けて、生きて行ける特権を頂いて

いるのですから、絶対主にあって考えて行くべきです。クリスチャンなら、少なくとも自分が罪人

であることは知っており、自分は絶対主によって造られたことも知っているはずですから、もう自分

の考えに立つことを止めて、絶対主の考えに立って物事を判断して行かなければなりません。

いつまでも自分の気持ちに頼り、「自分は自信がなく、自分は弱い人間だからダメだ」と、考えている

場合ではありません。私たちは元々魔物を抱えた罪人です。それなのに、未だに自分自身に期待して、

自分の力で何とかしようとしていることこそが、そもそも間違っています。生まれながらの罪人で

あるならば、ヨセフのように「ただ絶対主にお従いします」と、素直に答えていくこと、それが

正しい生き方です。

(結) この考えに、はっきりと立つならば、私たちの信仰は、もっと単純でスカッとした信仰になる

はずです。私たちは、この地上で生きている以上、「自分はこう思う、ああ思う」という自己主張が

必ず出てきます。しかし、その思いを完全に無くすことはできません。しかし、私たちは罪人です

から、自分の考えが必ずしも正しいわけではありませんから、一番信頼できる絶対主に信頼し、

判断して行くべきです。人間の利害で判断せず、常に絶対主の側から物事を見て判断して行く、

これを徹底して行くなら、絶対主に喜ばれる者となって行くでしょう。その心を持って、これから

多くの魂の救いのために働いて行くのです。それは、日本だけではなく、世界中の救済計画の集大成

の働きです。私たちは、その「終末の志士」となる為に召されたのです。幕末に活躍した志士たちは、

これまでの武士社会をひっくり返し、新しく民主主義的な世の中を作り上げるために、維新に

エネルギーを注いで行きました。私たちの場合も、世の終わりの維新のために働く、絶対主の御国を

作り出す「本物の終末の志士」です。どうか、自分の思いを砕き、常に絶対主の側から物事を見た

判断をして行きましょう。その霊的な感覚を身につけ、「終末の志士」として立ち上がって行こう

ではありませんか。 



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