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2017年 NO.607


『人の頭に頼れない理由

 中世のカトリックの修道士で、神学者であったトマス・アクィナスは、カトリック神学の

体系づけを行い「神学大全」を(あらわ)しました。彼の神学は、その後の思想に大きな影響を

与え、今日のヒューマニズムの基礎を作り上げたのです。その影響力の中心は「堕落が人間の

性質全体に影響を及ぼしたのではなく、部分的に影響を及ぼした」と考え、
そこで、人間の

知性に頼ることができると知った人々は、徐々に聖書から離れて行き、次第に独立して、

自律的に活動を始め出しました。そして、ルネサンス運動が、イタリヤから始まり、

全ヨーロッパに波及し、芸術、及び思想上の革新が起こり、人間の知性に頼る個性の重視、

感性の解放、現世の肯定という考え方に発展して行きました。これが、当時の神中心の

考え方から、人間中心の自律的発想のヒューマニズムに向かって行ったのです。
その結果、

人間自身は、創造主から自律し「時間さえあれば、すべての問題を解決することができる」

という考えに発展して行ったのです。(今日の進化論的考え方 ・進化論は仮説であって、

まだ証明された事実ではありません。)


 このような中から、教会に入り込んで来たヒューマニズムの要素は、人間の知性が聖書の権威に

取って変わるようになり、救いが、キリストの御業より、人間のわざが強く主張されるように

なって、今日のようなクリスチャンの信仰のあり方に繋がって行ったのです。このサタンの

蒔いた種
に対して、聖書は人に対して「まず絶対主の国と絶対主の義を追い求めなさい」と、

目覚めることを求めています。しかし、クリスチャンの多くは「まず、自分の知性、自分の

考え、自分の義」に頼っています。それは、今日(こんにち)まで自分の知性は正しいと思っているから

です。だから、信じたクリスチャンが、絶対主に喜ばれる者となるために、必死に自分の知性に

頼り、自分の考えに基づいて、絶対主に喜ばれようとしているのです。


  それは、人間は知性を含めて完全に罪の中に堕落していることを見失っているからです。

それは、「人は知性で考えて、自分の意志で罪を犯した」わけですから、知性と意志も全て

堕落してしまっているのです。それなら、自分の思い・感情・考え・知性に頼るのではなく、

絶対主の考えを聞いて、絶対主に頼って生きて行くべきです。
クリスチャンは、自分の罪の故に

地獄の裁きがあることを知ったのですから、自分に頼ることをせず、キリストに頼って

行くのです。こうして、サタンの欺きから目覚めて、絶対主にのみ頼って生きて行く歩みを

始め出そうではありませんか。



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