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| 2017年 NO.596 |
「私たちは、キリストの死の中にバプテスマされたことによって、彼と共に葬られたのです。 それは、…私たちもまた、死人の中から甦り、新しい命の中で歩むためです」（ローマ6：4） とあるように、クリスチャンの歩みは、生まれながらの罪の性質を改善し、より良い人間と なるために生きて行くのではありません。なぜなら、「私たちはキリストと共に葬られた」の ですから、古い罪の性質から出る判断を、全く廃止し、新しい命の中で歩む新しい判断を始め 出すのです。即ち、新しい考え方の中で歩む生き方は、将来、私たちが行く御国に繋がる考え方 をしていくことです。その御国に繋がる考え方は、この地上社会で損得勘定を第一とする競争 原理の中で勝ち抜いて行くことではありません。「古い人はキリストと共に既に死んだ」の ですから、肉の勝利を目指すのではなく、新しく創造された者として（ガラテヤ6：15）、 古い自分の意識から全く離れて、新しい霊的なものの見方で考えて新しい判断をして行くの です。 その霊的な判断とは、「絶対主の側で考え、絶対主がして欲しいと願っていること」を、自分 の願いと同じ目的として考え、全く地上の意識から離れた、絶対主にあって、この心と肉体を 使って行くことです。その為に、「キリストにあるこの命は、絶対主によって新しく与えら れた命」なのですから、自分の思い通りに使おうとする考えを捨て、「まず絶対主の国と 絶対主の義」を第一として考えて行くのです。 この生き方は、もう地上で成功し、地上で名声を勝ち取ることは、どうでもよく、ただ主の 御心なら、たとえ損をする事があっても、「主に満足して頂けるなら本望です」という考え方 を、自分があえて選択して行くことです。なぜなら、クリスチャンの喜びは、もうこの地上 にはなく、天の御国にあるからです。この意識の転換を大胆に始め出しましょう。これが、 新しくされた人の全く新しい生き方です。 |
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