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2016年3月13日



絶対主中心の生き方、主に繋がる行い

ヤコブの手紙2:14~26



(起)「自分の生き方を絶対主中心の生き方に変えていき、主に繋がる行いをしていく」という

ことについて、学んでいきたいと思います。


(承) さて、12節を見ると、「自由の律法によって裁かれる者らしく語り、このように行い

なさい」とありますが、この「自由の律法」とはどのようなものなのか、まず考えていきたいと

思います。「自由の律法」とは、「これをしてはいけない。あれをしてはいけない」という、

旧約聖書の律法とは違います。「自由の律法」とは、「人々を罪から自由にした律法」すなわち、

パウロさんがロマ書で語っているように、「律法から解放され、…御霊による新しい生き方の

中で仕える」ということが土台となっているものです。そして、「律法」というのは、

分かりやすく言えば「行い」ですから、「自由の律法」というと、「イエス・キリストの恵みに

よって解放された者がする信仰の行い」ということです。それは、「これをしてはいけない。

あれをしてはいけない」という、外側の表面的な律法に縛られてする行いではなく、イエス・

キリストを信じた者たちが、
自分の生き方を絶対主中心の生き方に変えていき、主に繋がる行い

して行くことなのです。


(転) では、「絶対主中心の行い」とは、具体的にどういう「行い」でしょうか。それは、

「絶対主に繋がる行い」ですから、「
まず、絶対主の国と、絶対主の義を追い求めていく生き方

を実際にしていくことです。この生き方は、この世の常識的な生き方とは大きくかけ離れて

いますので、この世では理解されないことも多いでしょう。例えば、福音書を見ていきますと、

「父親を葬らせてください。それからあなたに従います」と言った者に対して、イエス様は

「死人は死人に葬らせなさい」と言われました。これは、この世では通用しません。

それをすれば、他人から爪弾きにされ、人の道に反することだと非難されます。また、

イエス様の言葉に従って、「ロバの子を引いてきなさい」と言われ、他人のロバの子を引いて

来たなら、「なんという非常識な人間か」と非難されることでしょう。しかし、これはイエス様の

御心に繋がることです。ですから、たとえ世の人々に受け入れられなくても、イエス・キリストと

繋がることであれば永遠の御国の中に入れてもらえます。この世の常識ばかりに目を留めて行く

行いは、永遠の御国に繋がりません。これが、私たちに求められている行いなのです。

21節には、アブラハムの例からも示唆されています。アブラハムは、自分のひとり子イサクを

絶対主にささげました。この行いというのは、とても人に認められるような行いではありません。

むしろ、人から嘲られる様な行いです。しかし、この行いは、絶対主の前に価値のある行いだった

のです。なぜなら、絶対主が求められた行いだからです。この行いによって、アブラハムは、

永遠の祝福に繋がりました。これこそが、「絶対主の国と、絶対主の義を第一に求めていく

生き方」です。私たちも、この生き方を、勇気をもって始め出すべきです。私たちの今の時代は、

終わりの時代に生きているのです。それなのに、地上の常識を重んじ、地に宝を貯えても意味が

ありません。
私たちは、天に繋がる宝を、天に貯えていくべきです。(ヤコブ5:3) 

ですから、「自分の命はどうなってもいい。絶対主とイエス様が喜んでくださるなら、

自分のことなんかどうでもいい。」その心を持って、絶対主の前に歩んでいくべきです。


(結) 私たちは、この信仰の行いの中にメリットを見い出して行きましょう。地上で認められる

行いではなく、「絶対主の国と、絶対主の義を第一に求めていく」という信仰による行いに目を

留めていくのです。「これをしてはいけない。」「あれをしなければならない」という旧約の

律法は、イエス様が全部廃棄されました(ヘブル10:9)。だから、「私はこの律法を守って

います。あの律法を守ってきました」と言ったとしても、それは何の意味もありません。

私たちは、そんな自己満足な空しい方向に心を向けるのではなく、イエス様の贖いによって

救われた者として、もう律法によって裁かれることのない自由な世界の中で、主に繋がる行いを

していくのです。その絶対主中心の生き方を通して、これから絶対主の前に歩んで行こうでは

ありませんか。 

 


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