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2015年 NO.540


 
クリスマスメッセージ(マリヤの献心)

   マリヤは、御使いの申し出に対し「私は主のはしためです。お言葉どおり、この身に

成りますように」と、処女がみごもって男の子を産むことを受け入れました。この御使い

の申し出は、マリヤが祈り願っていたことではありません。むしろ、彼女にとって、

絶対主の一方的な意向が突然伝えられたことでした。ですから、マリヤにとって、

この世的には、メリットはなく、むしろ、人から厳しい批難を受けるばかりか、

個人的には、大きなダメージを受け、場合によっては石打ちの刑にされることもあり

得ることでした。

  しかし、彼女は、自分にとって不利になる要素よりも「聖霊が臨み、全能主の御力が

覆うこと」という絶対主の言葉に、「私は主のはしためですから、お言葉の通り成り

ますように」と、心を開いて受け留めたのです。普通の女性なら、婚約相手もおり、

不名誉な結果が生じる事柄ですから、迷惑なこととして退けていたに違いありません。

ですから、絶対主は、世の中を見渡して、自分の申し出を受け入れてくれる献心的な女性を

探しておられたのです。なぜなら、
救い主を世に送るためには、処女から生まれ出さな

ければならなかったからです。この実現のため、絶対主は、心を献げてくれる女性を探して

おられたのです。
心を献げるとは、「自分にとって困ります。迷惑です」と拒否したくなる

ことさえも、心砕いて「全能主の御力によって成されること」ということに、喜びを覚えて、

受け入れる砕かれた空っぽの器(心)を持った者のことです。ですから、絶対主は、マリヤを

適任と思われたようです。なぜなら、彼女の主を信じる心の中には、たとえ泥を被ることが

あっても、損得で考えず、「主のお言葉でしたら、受け入れます」というはしための心を

持っていたからです。彼女は、幼い頃から、両親の訓練によって柔らかい砕かれた心を

持っていたのでしょう。ですから、絶対主は「マリヤなら受け入れてくれるだろー」と

思われ、御使いを遣わされたのです。
今、私たちも、この「マリヤの献心」の心が必要です。

絶対主の救済計画の集大成が実現されようとしている今日、主は長い間の訓練を通して、

自分の世的なメリットよりも、絶対主の為に「嫌だ、出来ない」という心の中の思いを

退けて空っぽにし、主に心を献げて「従います。私は主のはした目です」と答えて来る者を

求めておられるからです。今こそ、私たちも心を献げる「マリヤの献心」を表わそうでは

ありませんか。

 


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