『情報の出所』
No1
情報とは何か、情報はどのように生じるのか、情報は何をするのか、情報はどのように
書かれたのか、というテーマは、人間の命の根本問題を提出すると、ヴェルナー・ギッド
博士が語ります。確かに、私たちの生活の周りには、至るところに情報が満ちています。
新聞、ラジオ、テレビ。それだけでなく、情報を応用した機械に出合います。
コンピューター、自動車、電子レンジ、クーラー、自動洗濯機、炊飯器など、あらゆる
ものがプログラムによってコントロールされ機能しています。
又、生物も詳細なプログラムによって機能しています。まさに、情報こそが生命の
本質的な特徴と言えます。人間の胚は、受精後15日目頃から、1.7ミリの大きさの
胚の中に、2本の血管と心臓が結びつき活動を始めます。そして、4週間もすれば、
4.2ミリの胚にほとんどの器官が出来上って来ます。いったい何が60億もの細胞に
指令を出して、生きた器官を作り上げるのでしょうか?
これらは、一番最初の0.2ミリの細胞の中に、全てのプログラムが組み込まれている
からです。胚の発生は決して無秩序な細胞の増殖ではありません。
一つの、組織立った目標に向って組み立てられて行く根底には、明確な
構成指示があり、その情報が全てを決定します。この情報に重さはありません。
しかし、このようなプログラムには、それを組み込んだ情報と発信者が必ず必要です。
情報は、人格をもった知性と意志を備えた発信者の存在を必要とするということです。
それなら、人間に情報を与えた、知的な発信者とは誰でしょう。聖書による命の創造主
しか、その答えはありません。「なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。」
(コロサイ1:16)
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