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 2013年6月9日 





『正しい心的事実の用い方』




ガラテヤ21121節、31929




(起) 「心的事実を逆手にとって、キリストにあって生きていく」ということを学んでいきたい

思います。


(承) さて、11節に、「ケパ(ペテロ)がアンテオケに来た時、パウロは彼に面と向かって抗議し

ました。」とありますが、何故パウロはペテロやバルナバを叱ったのでしょうか。

それは、彼らが「ユダヤ人である自分たちは、割礼を受けていない異邦人と一緒に食事をしてはいけない」

と、身を引いて離れて行ったからです。パウロが、ガラテヤ書で言いたかったことは、「割礼があっても、

無くても、問題ではない。それは、律法によっては義と認められない。イエスキリストを信じる信仰なん

です。それによって自分たちは救われた」ということでした。


(転) では、何故創造主は私たちに律法を与えたのでしょうか。

それは、319節にあるように、「私たちは、100%罪人である。」とはっきり分からせるためです。

律法というのは、モーセの律法から始まりますが、最終的には、皆律法を守ることはできなかったという

ことが旧約聖書に書いてあります。それなのに、祭司長や律法学者たちは、「異邦人には律法が与えられて

いないけれども、自分たちには与えられた。これは自分たちにとって誇りだ。だからその律法を、

自分たちは守っていかなくちゃいけない」という思いを持ち、そのうちに、「自分は律法を守っている」

と思い込んでいたのです。これは、先日学んだ、「心的事実」です。本当は、律法によれば、かえって

罪の意識が増して、どんどん辛くなるだけです。なのに、自分は罪人に過ぎないのに、「自分は正しい

律法を教えている。だから自分は正しい。自分は律法を守っている。」と勘違いして、その気になり、

それが自分の心の中で事実になってしまうのです。これが、「心的事実」というものです。

実は、この心的事実が、特に女性の性質中に根強く存在することを、心理学者の発言によって知りました。

「自分はそんなつもりじゃなかった。あの人が、そうやれって言ったから。

自分はあの人にやらされたんだ。自分は悪くない。」と、だんだん自分が正しい人間になっていき、

それが心の中で事実になってしまうのです。まさにエバの子孫です。「蛇がこう言ったから」と、

自分がやった事実を人になすりつけ、自分は悪くないという方向に持っていこうとします。

これは、クリスチャンとしては、致命傷です。私たちは、自分が罪人で、言い逃れは一つもできない、

裁かれるだけの存在だということを、律法によって明らかにされたのです。

それなのに、今もなお心的事実の中に入っていくのは何故でしょうか。私たちは律法の違反者であり、

罪が内側から溢れ出てくるような人間です。それなのに、自分は正しいなどと言える者ではありませんし、

仕方がないと言って、言い逃れが出来る者でもありません。ただの罪人に過ぎません。

しかし、この事実が分っただけでは、クリスチャンは生きていけません。なんとか、自分を正当化して

生きていこうとします。しかし、偽りの力では生きていけません。だから、私たちには、生きる力が

必要です。それが、御霊によって生きて行く生き方です。

(結) では、心的事実で自分をごまかしてきたという事実を、どうすればいいのでしょうか。

今日その事実をはっきりと認めて、まず、悔い改め、へりくだるべきです。そして、その心的事実の

用い方を、正しい用い方に変えていけば良いのです。それは、1620節にあるように、「自分が生きて

いるんではない。自分はキリストにあって生きている」という心的事実に変えていけばいいのです。


それが事実になれば、イエス様一本になっていくでしょう。こんなに凄いことはありません。

心的事実は、献身の道に入るための、素晴らしい特徴でもあるのです。自分自身の罪を正直に認め、

そしてイエス様から与えられたこの恵みの立場に目を向けたなら、人が何を言おうが、キリストが

自分自身の中に生きておられるという事実によって、強い確信を持って生きて行けます。


これが、まさに御霊によって生きていく歩みです。そして、そこに御霊の力をもらうならば、

女性は、男性以上に献身的になります。心的事実を逆手にとって正しく用いていくならば、それは

私たちにとって呪いではなくなるでしょう。間違った方向に自分自身の心的事実を作り上げるのではなく、

創造主からいただいた恵みの立場に、自分自身を立たせて頂きましょう。



                                      

  
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