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 2013年10月20日 





『イエス様の「悔いし砕かれた心」』



マタイ263646




(起)イエス様の「悔いし砕かれた心」を通して学んでいきたいと思います。

(承) さて、私たちはこれまでずっと、遜ることについて学んできましたが、私たちが

遜るよりも前に、まずイエス様がその心を持っておられたということが、聖書から分かります。

38節の「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです」という言葉や、39節の「我が父よ。

もし出来ることなら、どうかこの杯を私から過ぎ去らせてください。」という祈りは、イエス様

の本気の叫びであり、本気の祈りです。イエス様は、これから後にやってくる苦しみを、

本当は受けたくなかった
のです。私たちと同じ肉をお持ちになった以上、人間が受ける罪の

苦しみがどういうものかということを、本当に知っておられたのはイエス様です。

ですから、それはイエス様にとって辛いことであり、「なんとか、この杯を過ぎ去らせて

下さい」という言葉が、イエス様の口から出てくるほどでした。イエス様は、そこまで

苦しみの間際に立っておられたという事です。普通なら、ここまで追い詰められると、

「もう止めます。出来ません」と言ってしまいがちです。しかし、イエス様はそこから

逃げることはなさいませんでした。最後には、「飲まずには済まされない杯でしたら、

飲みます。」と言って、自らを、その苦しみに委ねられたのです。


(転) では、私たちの場合はどうでしょうか。本来なら、罪人である私たちが、

その苦しみを味わうのが筋です。それなのに私たちは、自分自身が犯した罪の報いを受ける

ことから、ずっと逃げてきました。自分が失敗をして叱られるという経験は、子供の頃から

何度でも味わった経験だと思いますが、その時は、自分が犯した罪なのに、イエス様のように

苦しみを受けてくるということを、して来なかったのです。自分が悪いことをしたにも

かかわらず、「罰は無しにしてください!どうか赦してください!」と、罰を受けたくない

が為に、ただ口だけで謝ることしかしてきませんでした。
ですから、私たちは、本当の意味で

悔いし砕かれた心が分かっていません。イエス様は十字架にかかられた時、「我が父。我が父。

どうしてわたしをお見捨てになられたのですか」(27:46)と言われました。

これは、イエス様の本音です。しかし、最後には、「完了した」と言われ、息を引き取られ

ました。イエス様は「すねて」おられたのではなく、どこまでも、どこまでも自我を砕き、

絶対主の御手にお任せしていかれたのです。
私たちの罪を贖うために苦しまれたイエス様が、

これだけのことをして下さったのに、「自分だけは損をしたくない」、なんて言うのは、

おかしな話ではありませんか。それは、イエス様の心を逆なですることです。これでは、

イエス様が私たちの心に入りたくても入れません。絶対主が扉を叩いても、開けないの

ですから。本来の私たちができることは、「自分は罰を受けて、苦しみを受けて当然です」と、

自分自身が罪人であることを自覚するだけではないでしょうか。イエス様にとって十字架は、

飲まない限り過ぎ去らない杯でした。なのに、私たちは、自分自身の我を砕くことさえしない

のは、おかしな事です。私たちにとって、我を砕くことが、その杯なのです。頭だけ、

口だけで言っても、砕いたことになりません。そこに本気の自由意志がないからです。

私たちには自由意思が与えられているのですから、その自由意思を用いて心から

「我を砕くこと」に、自分が同意する必要があります。
絶対主は強制はされませんから、

それは私たちに懸っています。それが、絶対主に対する生き方です。

(結) 今は恵みの時、救いの時です。ところがこの後、艱難時代に入ったら、もう

その恵みは閉じられ、信じることがものすごく難しくなってきます。また、悔い改めることも、

心を砕くことも、本当に難しくなります。しかし、今はできるのです。今は恵みの時なの

ですから、自分たちさえ、その
自由意志を働かせて、罪人が罪人であることを、ありのまま

認めるなら、「我を砕く」ことはできます。
それ以外のものは何も求められていません。

罪人が罪人であることを認めて、何の差しさわりがありましょうか? 
私たちには、

イエス様の贖いがある
のです。私たちは、これから、こういう福音を語っていきます。

ですから、この心をもって主の前に一致していこうではありませんか。 



                                      

  
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