エドウィン・ヤマウチ博士は、他の宗教と比べて、経典以外の歴史的な記録が最も多く
残されているのは、キリスト教のイエスの記録であると証言しています。
ある研究者の報告では、「39の古代文献に、イエスの人生、教え、十字架、復活に関する
100を超える記述がある。」と言われています。
例えば、ゲーリー・ハバーマスという研究者は、歴史家のタロスが、彼の歴史書の第三巻に
「理由もなく日食のように地が暗くなった。」と、この全地が暗くなった話を載せていると
言っています。これは、タロスが十字架の時に、地が暗くなり、それが日食のせいでは
ないかと、想像した事実が伺い知れます。
又、ポール・メイアーという研究者が、1968年に書いた「ポンテオ・ピラト」という本の
中で、「全地が暗くなった現象は、ローマやアテネ、その他の地中海の都市ではっきり
確認できた。」と言っています。又、テルトゥリアヌス(160〜220年)カルタゴ出身
の、「異端反駁論」の著者は、「これは宇宙的、世界的な現象である。」と書いています。
又カリア出身でAD137年頃に、年代記を書いたギリシャ人の作家、プレゴンは、
「第202オリンピック紀の第4年(AD33年)に、一日の正午に昼が夜となり、空には
星が光るほどだった。」と記しています。これらのことから、「イエスが十字架にかかって
いる間、全地が暗くなった。」ということを記録した文献は、聖書以外にも多数存在し、
聖書の記録が聖書以外の文献によって裏付けされていることが、はっきり分かります。
実に聖書は、「現実に起った歴史の事実を伝えているもの」として、私たちに語りかけられて
いる、創造主からのメッセージであることが分かります。
イエスが十字架にかかっている間、
全地が暗くなる。
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