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2011年 NO.387

                       
                           
『それでも神は実在するのか?

「罪のない子供を見殺しにする神は、崇拝に価しない」




聖書には、人に「神のようにあれ」と記しつつ、逆に神による大量殺戮の様子が、

これでもか、これでもかと描き出しています。

申命記7章では、「聖絶し、容赦せず、男も女も、子供も乳飲み子も、牛も羊も、ラクダも

ロバも殺せ。」とあります。「この神は愛の神ではなく、暴力的でむごい神であり、

どうしてこの神を礼拝しろって言うのですか!」と疑問がブチまけられます。

そこで、哲学者のガイスラー博士が答えます。「まず、この記事に出てくるアマレク人は、

好戦的な人種で、あらゆる蛮行の限りを尽してきました。そこで、神の容赦のない言動は、

イスラエル人を守るだけのものではなく、歴史上存在する全人類のためだったのです。

それは、イスラエル人の中から救世主として生まれる方によって全人類に対する救いがもたら

されるためです。しかし、ここで大事なのは神の主権を忘れてはいけないことです。

まず、『生命を創ったのは創造主だから、創造主にはそれを奪う権利もあります。』

もし、私たちが生命を創ったのなら、私たちは、それを奪う権利もありますが、私たちが生命を

創ることができないなら、私たちには生命を奪う権利はありません。ここが、大事な点です。

実際に神は、全ての人を『死』を通して命を奪っているわけです。

ですから、どのような形であれ神が命を取る存在である事実には変わりありません。 
  

又聖書には、責任を問われる年令に達していない子供は天国に行くということが、ダビデの子を

通して記されています。(Uサムエル12:23、イザヤ7:15)」と答えています。

私たちは、この問題について、聖書で理解しても感情がついていかないかも知れません。

しかし、人間の不幸の原因は、全て人間の側から出た悪が原因です。

私たちは、不幸をのろうより、生命の創造主の前にへり下ることではないでしょうか? 

生命の問題は、人間の主権の外にある問題ですから、生命の主権者に、なぜ造ったのかと

文句は言えないのです。


    



                           


     
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