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2011年 NO.399
  






『クリスマスメッセージ』
2011年、クリスマス礼拝

 馬小屋で生まれ、飼い葉おけに寝かせられたイエス様は、ヒーローではありません。

もし、王として、ヒーローとしてお生まれになるなら、宮殿で生まれなければなりません。

しかも、きらびやかな服を着せられて、立派なベットで寝かせられるのが、ふさわしいで

しょう。

 ところが、イエス様は臭い匂いのただよう家畜小屋の中で、わらの上に寝かせられ

ました。イエス様が大きくなられた時、「あなたは、馬小屋で生まれたのですよ、飼い葉おけ

に寝かせられたのよ。」と母親から言われたら、どんなに傷つくことでしょう。

しかし、これが現実です。このことは、イエス様が、人間として一番貧しい姿を取ってこの

地上に来られたということです。これは、何を意味するのでしょう。

 それは、生まれてきた人間の境遇の中で、一番底辺の者をも、おもいやり、救うことが

できるということです。
もし、宮殿で生まれ、何の苦しみもない環境で生まれたとするなら、

そんな人が人間の弱さを、おもいやることができるでしょうか?そのような人が救い主になる

といっても、他人事のようになってしまいます。しかし、
イエス様は、誕生も、死も、

人間として、一番悲惨なところを通って行かれました
。だから、世界中の、どんな貧しい罪人

でも、救って下さる方なのです。本当の一番低い、底辺にいる極悪人や罪深い女でさえ、

イエス様の贖いの代価には効力があるのです。ですから、イエス様は、全世界の人々の

救い主としてお生まれ下さったのです。
 

 
「イエス様は環境的に最低の家畜小屋でお生まれになった」




   
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