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2011年 NO.398
  





『犬死について


  最近、日本の戦争の映画(山本五十六)、ドラマ(坂の上の雲)その他、新聞の朝刊には、

真珠湾攻撃や、太平洋戦争での特攻隊の記事が連載されています。
        いたいた            つづ
そこには、人間の痛痛しい人間の死の有様が綴られています。

人の命の尊厳も、戦争という悲劇の前では「犬死」として映ってしまうものもあります。

しかし、人の死を「犬死」と表現すること程、人間の感情を害するものはありません。

愛する者の命を、戦場に送った家族としては、一番、痛烈なダメージを与える言葉です。

 しかし、この世の中には、実に「犬死」としか思えないような人間の死も、たくさんあり

ます。志半ばに容赦なく襲ってくる疫病によって、幼子から老人まで、バタバタ命を失う

こともあります。また、無差別爆弾と言われる核兵器によって殺傷された経験も、

日本にはあります。人の命が、こうまで安易に奪われることがあっていいのでしょうか? 

なぜ、この地球上には、こんなむごいことが起るのでしょうか? 

私たちは、人の悲劇に遭遇すると「神も仏もない。」と思ってしまいます。人間とは、何と

空しい命を持っていることでしょう。

 さて、私たちの創造主は、この現実をどのように見ておられるのでしょう。

答えは、どんなに、この地上に 不条理なことが起っても、創造主に責任はないということ

です。この地上の人間の悲劇は創造主が作ったものではなく、人間の勝手な戦争が招いた結果

です
人は、その命ある時に、日々、時々に自分の選択の中で生きています。それは、善を

選択するか、利己的利益を選択するかは、毎日の生活の中で決定されています。
人の死は、

創造主の正義に反するように思います。しかし、もし人間が、創造主の正義を感じるなら、

その正義を人間が選択できるはずです。この世界の現実は、毎日の生活の中で、私たちの決断

結果が、その現れだと悟って下さい。



「地上の不条理は人間の勝手な戦争が招いた結果」




   
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