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2011年11月6日



『異邦人コルネリオの救い』


使徒5章34〜42節



  

@ 今朝は、ローマ人であるコルネリオが聖霊の導きによって救われ、異邦人に救いの門が開かれた

ことの驚くべき出来事と、ユダヤ人の厳格な慣習を越えて、聖霊の導きに従ったペテロの決断から

学びたい
と思います。


A さて、コルネリオが御使いによって語られた内容と、ペテロが夢の中で見た幻は、どちらも

旧約聖書の教えからは、全く理解の出来ないものでした。律法では異邦人と共に食事をしたり、

自分の家に招いたりすることは禁じられています。また食物に関しても、食べても良いものと

食べてはならないものとがハッキリと区別され、ユダヤ人はそれを忠実に守っていました。

自分自身が汚れた者となり、罪人として退けられてしまうからです。

ですから使徒たちも、ユダヤ人以外には福音を語っていませんでした。

 ところが、
聖霊の介入によって、異邦人にも福音が伝えられるようになっていったのです。


B では、どのようにして異邦人伝道の門が開かれて行ったのか見てみましょう。

カイザリヤに、コルネリオというイタリヤ隊の百卒長がいました。彼は異邦人でしたが、信心深く、

創造主を敬い、絶えず祈りをしている者でした。

ある日の午後三時頃に、創造主の御使いが彼の所に来て、ヨッパにいるユダヤ人のペテロを招く

ようにと言ったのです。一方、ヨッパに滞在していたペテロの所にも主の幻がありました。

それは、天からつり降ろされた布の中に、地上の四つ足やはう物、また空の鳥など、律法に記された

食べてはならない生き物が入っていたのです。

しかし、幻の中でそれをほふって食べるようにと言われたのです。そこでペテロはハッキリと

「出来ません」と答えました。

 ところが、「創造主が清めた物を清くないなどとは言ってはならない。」と言う声がありました。

それは、創造主の義を汚すような事であり、正しいと思っていた事をひっくり返すような出来事です。

おそらくペテロはその幻がどこから来たものかと不安で、思いを巡らせていたことでしょう。

しかし丁度その時、コルネリオの使いの者たちが戸口に来ていたのです。そしで御霊がペテロに

言いました。「ためらわないで、彼らと一緒に出掛けなさい。私が彼らをよこしたのです。」と。

そこでペテロは降りて行って、彼らが来た理由を聞くと、翌日カイザリヤに出掛けていきました。

コルネリオは、親族や親しい友人たちを呼び集めて待っていたのです。ペテロはその様子を見、また

コルネリオから招きがあったいきさつを聞いて、「これで私は、はっきり分かりました。創造主は

人をえこひいきする方ではなく、
どんな国民でも創造主を恐れかしこみ、義を行う人は創造主に

受け入れられるのだと
。だから、イエス・キリストは全ての人の救い主です。」と。

さらに、ペテロのメッセージを聞いているとき、聞いていた全ての人たちの上に、聖霊が下った

のです。これを見たペテロと、彼に付いてきた者たちは、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたのを

見て驚嘆しました。異邦人が他国の言葉を語って創造主を賛美しているのを聞いたからです。

異邦人への福音伝道の門がこのように開かれた瞬間でした。

もしペテロが、律法というハードルを越えようとせず、また自分を守るために御霊のみ声に従おう

としなかったなら、福音は、全世界に広がっていくことが、妨げられたことでしょう。

しかし、それ以後、ユダヤ人と異邦人は何の差別もつけられることなく、ただイエスの御名を信じる

信仰によって、すべての人が救われる道が開かれたのです。



C ペテロは、タブーの世界に踏み込んでいきました。
聞くだけでなく、聞いた事を心に命じて、

行動に移しました。これによって初めて、異邦人伝道という主の御心が分かり、開かれていった

のです。ですから私たちも、信じるが故に心に命じて行動をとります。
それがなければ、聞くだけで

終わり、一つも変わりません。信じて行うところに、クリスチャンの価値があるのです。

ですから心に命じる努力は必要です。


                                        

  
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