福音書の書かれた年代は、歴史的に見れば、ニュース速報です。
なぜなら、ほとんどの福音書は、キリストの死から30年〜40年以内に書かれたものであり、
パウロの手紙などは、キリストの死から20年〜30年以内にかかれたものです。
しかも、福音書やパウロの手紙には、その記事がまとめられる以前に、すでにあった
「使徒たちの信条」がその記事の資料として使われて書かれています。その最も最たる
ものが、Tテモテ3:16に記されています。これは、パウロがテモテに書き送った手紙の中に
書かれたもので、パウロが回心した後に使徒と会ったときには、すでにあった信条で、
その資料を手紙に書いています。すなわち、パウロのエルサレム教会の訪問はパウロの回心後の
3年後(ガラテヤ1:18)ですから、AD35年頃となります。すなわち、福音書やパウロの
手紙は、キリストの死後、たったの数年後の記録を基にして書かれているのです。
たとえば、アレクサンダーの伝記などは、彼の死後500年経ってから書かれたものです。
又、シャカのことば等は、シャカが死んでから、300年程経ってまとめられたものです。
これらの歴史上の人物の記録などは、イエス・キリストに関する記録とは比べものに
なりません。すなわち、聖書の記録は、実に歴史的に見れば、ニュース速報並であり、
高い信憑性がある記録です。
ですから、キリストが伝説化されて神の子となったとか、復活は、弟子が作り上げた話であった
ということは、完全に退けられるのです。しかも、福音書やパウロの手紙などは、イエス様の
行動を見聞きしていた人々の生きていた時代に書かれています。
だから、イエスの贖いと復活と神の子であるという証言は、間違いのない証言記録として
確信できるのです。
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