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2010年9月26日



天の次元で生きていく


マタイ17章14〜21節




  

@ 今朝は、私たちは「地の次元の者ではなく、天の次元に置かれた者」であることを

確認し、天の次元で生きていく生き方
について学びたいと思います。

A さて、先週は、「悟るとは、―主の側から見、また考えること」であり、そのような

人は、100倍、60倍、30倍の実を結ぶことが出来るのだと学びました。

そのような人は、イエス様のことばを聞くと直ぐに主の側から考えるので、

「ア、そうか!」と分かり、そのように生きていくのです。

ところが、同じ御言を読んでも、この地上の次元に立っている人は、世の常識や考え方で

見ているので、「そうか!」とは同意できないのです。何故なら、イエス様は、いつも天の

父の御心に立っておられ、天の次元で語っておられたので、地上の(地の次元に立った)

物の見方では、天のことを理解することが出来ないからです。

B では、
「天の次元」と「地の次元」について考えてみましょう。

私たちは、
「永遠のいのちを得たい」と思いましたが、この世界こそ天の次元のもの

なのです。
ですから、イエス・キリストを信じたとき、自分は天の者であり、

神のもとにあって生きて行けばよいのだと思い、嬉しくなり、心が楽になりました。

何故なら、この世の常識、価値観、優劣等々から解放されて、世の考えに縛られず、

天の次元で生きていけばいいと分かったからです。

しかし現実はこの世で生き、働き、勉強したりしなければなりません。

そんな中で、天上のいのちの中で生きていることが非現実的となり、ついこの世の人と同じ

感覚で考え、どうすれば得をし、損しないで生きていけるかという地の次元で生きる者と

なってしまうのです。

確かに、この世で生きている人々の救いは、自分の願望がかなうことであったり、

お金に苦労しないで生きていくことであったり、嫁と姑、あるいは対人関係でのトラブルが

解決することだと考えています。

こうして、
今さえ良ければ・・・という中で生きているのです。

これこそ悪魔のだましです。悪魔は、私達をこの地上に結びつけさせておきたいからです。

しかしイエス様は、この地上の人間に御利益を与えるために来られたのではなく、

天の次元に生きるために来て下さったのです。
私たちの救いは、この地上ではなく、

天の御国に望みを置いています。ですから、天の次元の中に置かれた者として、

その考えの中で生きていくのが当たり前なのです。


ところが、弟子たちは、てんかんの息子から悪霊を追い出せませんでした。

以前の彼らは、イエス様からその権威を頂き、天の次元の自覚を持って、悪霊を追い出して

いたのです。ところが、時間と共に世の次元に引きもどされ、地上レベルのやり方で

やってしまったために、追い出すことが出来なかったのです。

信仰とは、天のレベルに置かれた者として、御言葉をそのまま受けとめて信じて

行動することです。
この素直な信仰こそが、からし種の信仰であり、そこに主の御力が

表されるのです。

C この世の考えで行動するなら、名ばかりのクリスチャンになってしまいます。

私たちは、地の次元で生きている者ではなく、天の次元、天のレベルで生きている者です。

この事実をハッキリと自覚したい。そして、ミラーさんが、天の次元の考え方が、

この地上で通用することを証ししたように、私たちも、天上の次元の者として、

「出来ないことはない」ことを証ししていきたいのです。

「イエス様なら出来る」―これを証しして行きましょう。

そして、天のレベルの見方で聖書を読み、信仰を働かしていきましょう。

                                        

  
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