『聖書の記述と世界史の記録の証言』
世界史の記錬にはBC3000年頃、ティグリス川とユーフラテス川に扶まれた肥沃な平野に、
シュメール人によってラガシュ、ウルク(エレク)、ウルといった都市国家が築かれた。
これがメソポタミア文明の始まりである。」とあります。これらの町の名は、古代バビロ二アの
碑文に記録されており、粘土板によるとラガシュは、南バビロ二アの洪水後最初のシュメールの
地、すなわち、ハム系の王国の首都であった。このラガシュには中央図書館が発掘されている。
又ウルク(工レク)は、ニムロデの町の1つでエデンの園(伝説の地)から80qの地点にあり、
ウルクの王の一人でルガルジッギッシは「世界の王」と自称したとあります。
ウルは、伝説のエデンからわずか19qの地にあり、洪水後は近隣の都市の制圧下にありま
したが、アブラハムの時代になると、世界の指導的な都市に発達していました。
これらのことは、大図書館から発見される数々の粘土板から明らかにされており、その記録は、
ほとんどが洪水後のものとなっています。すなわち、今日知り得る歴史のほとんどは、洪水後の
記録であり、洪水以前のアダムから大洪水までの1656年間の記録は、ウルの地の洪水堆積物
の下から発見された粘土板によって知ることが出来ます。考古学によって、世界の文明の発祥は
メソポタミアであることがはっきりしており、人類のスタートが聖書の語る通り、メソポタミア
であったことは、地球上に示された過去の遺物によってはっきり分ります。ちなみに、アダム
から大洪水まで1656年、洪水から地が分かれるまで340年以内。実は、アブラハムは、
地が分かれていったことを目撃している可能性が十分あります。それはペレグの時代と48年間
重複して、同時代に生きていたからです。もちろんノアとアブラハムも同時代に生き、58年間
重複しています。そして、アダムとノアのお父さんは、56年間重複しています。実に洪水前の
歴史と、洪水後の歴史は、私たちの手の届くところにあるのです。人類の歴史は、聖書の語る
とおり、考古学が証明しているのです。
|
|
|