人間の体の中には、約30兆個の赤血球があると言われます。
1ヶの赤血球が8ミクロン位いの大きさですので、一列に並べると24万qとなり、地球を
6周回ることになります。この1個の赤血球には、3億個のヘモグロビンというタンパク質が
入っています。そのヘモグロビンは、4本のポリペプチドで出来ており、1本のポリペプチドは
150個のアミノ酸を並べて出来上っています。
この一個のアミノ酸は、3個の遺伝子が並んで決定されます。このように、1つの細胞を
どんどんズームアップしていくと、とてつもない複雑なしくみになっていることが分ります。
しかも、たった1本のポリペプチドは アミノ酸が150個並べたものですが、
同じアミノ酸が150個並んでいる わけではありません。20種類あるアミノ酸を、
150個並べる組み合わせは(20150=1.38×10195)となり
(10195≒10兆を16回以上)かけ合わせた数より多いのです。仮に地球上の陸地が1m
の深さの砂でおおわれていたとしても、その全ての砂粒の数は、せいぜい1026個位いです。
ですから、(1.38×10195)という組み合わせは、莫大なアミノ酸の組み合わせの中で
決められ、しかも、その1つでも並び順を間違えれば、とんでもないものになって、使いものに
ならなくなります。ということは、この並び順を決して間違えず、何千何万というタンパクの
暗号文がDNA鎖の上に書かれているのです。もうこれは、創り主の叡知(頭)でしか造り
上げられないものであることが分るでしょう。すなわち、創り主は、私の創り主であると
確信できるでしょう。 |