『自然界に見る創造主の足跡』NO.5
1668年、レディは実験によって腐った肉片から、ウジが自然発生しないことを証明しま
した。しかし、1859年ダーウィンが「種の起源」を出版したことから、進化論の考え方が
大衆に受け入れられるようになり、生命は進化の産物と考えられるようになりました。
しかし、その3年後の1862年には、パスツールの実験によって「生物は無生物から発生
しない。」と自然発生説が完全に否定されました。しかしながら、今日の21世紀でもなお、
化学進化という考えが科学者の中で受け入れられ、原始生物の誕生は、CO2、N、SO2、HCl、
H2、H2Oなどの原始スープから自然発生したと考えられています。すなわち、パスツールが
無生物から生物は発生しないと否定したにもかかわらず、今なお長い時間の間に原子という
無生物のスープから、代謝能力と自己複製能力を持つ原始生物が進化して生命が誕生したと、
まことしやかに学校の教科書に記されている始末です。これまで、生命が非生命物質を使って
試験管の中で出来上がったためしは、一度もありません。なのになぜ多くの科学者が、
進化論に立つのでしょうか?
それは、進化論が理路整然とした証拠の故に正しいとされているのではなく、進化論以外の
生命論が創造論しかなく、「創造主によって生命が創られた。」ということを信じ難いものと
考えているので、矛盾に満ちた進化論にしがみついているのです。今日の科学者は、実験に
よって証明されたパスツールの科学的証明の上に立っていないのです。なぜでしょう?
それはただ、神による創造を信じ難いものとする偏見から離れることが出来ないからです。聖
書には、「愚か者は心の中で、『神はいない。』と言っている。」とあります。パスツールが
言うように物から生命が発生しなければ、初めの生命は、超自然的創造としてしか考えられ
ません。なのに進化論科学者は、時間を神とし、物から奇跡的に生命が造られたという空想に
しがみついているのです。
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