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2007年1月21日




 『永遠のために富を使う』



ルカ16章1節〜13節

@   今朝は、不正な管理人の譬えから、「不正の富で、自分のために友をつくりなさい。」と言われた

その真意をくみ取り、学びたい
と思います。

A さて、ある金持ちに雇われている管理人が、主人の財産を乱費しているという訴えが出され、

解雇されるかもしれないという状況に立たされました。そこで管理人は、土を掘るには力がないし、

こじきをするには恥ずかしいし、どうしたものかと思案した結果、主人の債務者たちを呼び、証文を

書き換えるということをしたのです。これは、不正の上にさらに不正の上塗りをしていることです。

ところが、主人は、不正な管理人の抜け目ないやり方をほめたのです。そこで、イエス様は、この

不正な管理人のたとえをもって人々に語られました。その真意は、どこにあるのでしょうか。

そのヒントは、9節と13節にあるように思います。

B では、先ず13節から見てみましょう。主は言われます。「しもべは、ふたりの主人に仕える

ことはできません。・・・あなたがたは、創造主にも仕え、また富にも仕えるということはできま

せん。」富とは、この世で私たちが使っているお金のことです。この富をどのように使うかに焦点が

置かれて話されています。即ち、この管理人の不正は別にして、彼がどのように、世の富を用いた

のかに注目しなければなりません。彼は、解雇されると分かった時、真っ先に考えたことは、解雇

されてからの事でした。力仕事も出来ないし、乞食をするには恥ずかしい。そこで彼は、自分が解雇

された後に、自分を受け入れてくれる友を作るために、その不正な富を有効に使いました。ここで

主は、この話から私たちに、自分たちが持っている富を有効に使うようにと言われているのです。

それを聞いて金の好きなパリサイ人たちは笑いました。自分の富は、自分の楽しみのために使う

ものだ、と思っていたからです。しかし、それでは死んだ後の裁きに、備えることは出来ません。

即ち、私たちのお金を使う有効な手段は、自分の裁きの備えに使いなさい。ということです。

サラリーマンは毎月の給料が決まっているので、死んでから先のことまで考えて、お金は使えない

と思うでしょう。そして目先の自分たちの楽しみのためにはお金を使っても、主のためにお金を

使うことが怖くて出来ないでしょう。自分の体は自分のものだと考えているので、主に信頼しよう

という信仰が出てこないのです。一方、体のことは主が心配して下さり、必要なときには、必要な

だけ満たして下さる方だと信頼しているなら、心配せず大胆に使っていけるでしょう。 即ち、

私たちが、どちらの考えを選択するかです。主は、私たちが永遠の住まい、永遠の命を意識して、

お金をそのために使っていくなら、褒めてくださるのです。それは、私たちがどんなに頑張って

も、創造主にも仕え、世の富にも仕える、という二つのことは出来ないでしょうと言われるのです。

ですから、もし、私たちが永遠の命を信じるなら、永遠のために富を使うべきです。そうすれば、

死んだ後に永遠の友が私たちを迎えてくれるのです。

C 
この事を信じるクリスチャンは、「主に信頼せよ。主が成し遂げて下さる。」と固く信じているの

で、世の富で、永遠の友を得るために用いていくのです

    



                                        

  
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