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2006年 NO.183


『日本人の死生観について』



 釈迦の教えは、本来非常に分かり易く、単純なもので「すべてのものは、移り変わるもの

で、永遠に続くものなどはない。だから、輪廻の思想は否定され、欲念執着を捨てて、

無我の境地に入ること。」
でした。ですから、この悟りを開くために出家して、修行をした

のです。ところが、釈迦の死後、「釈迦の教えは全ての人に開かれたものだ。」として一般の

信者が中心となって「大乗仏教」の運動が始まりました。大乗仏教は大きな乗り物であり、

伝統的な出家集団は小さな乗り物、「小乗仏教」と称しました。この大乗仏教は、釈迦の

死後500年経った紀元後であったとされます。

 ところが、この大乗仏教は、一般民衆の起こした運動であったため、釈迦の教えを受け継ぐ

立場になく、経典に当たるものがないということで、彼らは自分たちで経典を作り、釈迦の

言い伝えも引用して、さまざまな経典が作り出されていきました。
そして、この大乗仏教は、

シルクロードを通って 中国に伝わり、さらに朝鮮半島を経て、日本に至ったのです。

そして、この大乗仏教は、釈迦が否定したヒンズー教の輪廻思想を取り入れて、「人が死ん

でも、無ではなく、人の生前の行いに応じて、魂が他の世界に生まれ変る。」という、釈迦の

否定した、輪廻の世界を取り入れました。だから、大乗仏教は、釈迦の教えと矛盾するので

す。

 しかし、日本では、法然や、親鸞がこの教えを説き、日本の2/3の人々が信じたと言われ

ます。そして死者が、さばきを受けるという思想に、日本人が書いた「地蔵十王経」に追善
                             えんまだいおう
供養の理念が入り、生き残っている家族が宗教行事に励むなら、閻魔大王の判決が下された

としても、再審査の日までに追善供養すれば、保釈の可能性があるという。この閻魔様に

ついての日本人の常識が、日本人の死生観となっているので、初七日、二七日、三七日

・・・七七日(49日)そして50年目まで追善供養をつづけるように脅迫されつづけている

のです。日本人の死生観は、恐怖です。

                   
              



     
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