ダニエル書8章に出てくる2本の角を持った雄羊は、メディヤとペルシャの王であり(8:20)、
一本の角を持つ雄山羊はギリシャの王であり、その角は第一の王のアレキサンダー大王のことです。
(8:21)そして、その角が折れて、代りに4本の角が生えその一本から小さな角が生える。
それは、分裂したギリシャ帝国の中の1つの国から起る王のことで、セレウコス王朝の、アンティオ
コス・エピファネスを示す(8:22〜25)。このように、聖書はベルテシャツァルの時代から、
約400年後に起る出来事を預言しました。しかもそれは、世の終りの時に起こること(8:19)
と重複させて預言されています。すなわち、
@新バビロン帝国によって神殿の崩壊
Aクロス王によってユダヤ人帰還
B神殿の再建
C荒す憎むべき者(A・4世・エピファネス=666)の出現
Dイエス・キリストの初臨
世の終りでは
@ローマ帝国によって神殿の崩壊
A国連によってユダヤ人帰還
B神殿の再建 ★これから起ころうとしている出来事
C荒す憎むべき者(666)★これから起ころうとしている出来事
Dイエス・キリストの再臨 ★これから起ころうとしている出来事
黙示録では、荒す憎むべき者は666と言われる。
アンティオコス4世・エピファネスもその名の数字を足すと666になる。
私たちは、預言の中に示された重複する事柄の中に、神様の啓示をみるのです。
|