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2005年1月9日

                                                                                 
「実を結ぶ信仰」

ルカ8章15節

                        




@ 今朝は、私たちが良い地に落ちた種であることを確認し、そして、豊かな実を結ぶ信仰について

学んでいきたいと思います。


A さて、私たちの教会で、今残されている人たちは良い地に落ちた種であると確信できます。

というのは、かつて多くの人々が教会にやって来て、イエス様を信じましたが、自分の肉を楽しま

せるために教会から離れて行きました。しかし、その中にあっても私たちは、イエス様から離れ

ず、よく御言をしっかりと守り、よく耐えてきました。だから、御言葉にあるように、「御言をしっ

かりと守り、よく忍えて、実を結ばせるのです。」とあるのは、私たちのことです。ですから、

私たちは、良い地に落ちた種だと確信してよいのです。あとは、実を結ばせるだけであり、

今その手前にいるのです。

B では、神が実を結ばせようとしておられる今、私たちはどのような心を持って向かって行けば

いいのでしょうか。
種が芽を出すためには、そのままであってはなりません。殻が破れて初めて

芽を出しますから、私たちは、肉の殻を破って新しい芽を出していくのです。私たちは、自分の

殻を破ったなら、損をするのではないかと思ってしまいます。しかし、イエス様は言われます。

「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、わたしに

ついて来なさい。」
と言われるのです。すなわち、殻を破りなさいと言われるのです。何故なら

私たちは、イエス・キリストによって新しくされた者だからです。新しいぶどう酒は、古い皮袋に

入れたら破れてしまいます。ですから、新しくされた私たちは、「古い自分たちの価値観や見方は

捨て、新しい価値観で行きなさいよ。」と言われているのです。この新しい価値観とは、霊的な

ものの見方・霊的な判断です。それは、聞くだけで分かるものではなく、聞いた通りにやってみて、

初めて分かることなのです。キリストにある価値観は、この世の価値観とは全く違うからです。

ですから、自分のこだわり(古い価値観)を捨て、聞いていこうとする素直な心が必要なのです。

その心こそ“砕かれた心”であり、殻を破ることなのです。私たちはキリストと共に死んだ者です
                     ちりあくた
から、古い価値観・こだわりは、塵芥なのです。これからは新しい方法で、即ち、「神の考え方・聖書

の考え方でやっていくぞ」と、心を切り替え、心を定めてやっていくのです。そうすれば、豊かに

実を結ぶ者とされていくのです。


C 私たちは、今年こそ“何とかして”実を結びたいと思っています。「何とかして」、ルカ6章

19節、ロマ1章10節、第Tコリント9章22節―これは、主に信頼すれば何とかなるという

信仰から来ている心です。今年は、「実を結ぶ」という目標だけに向かって行きましょう。

そのためなら、古い殻でも何でも破って行きたいと思います。この世の殻をどんどん捨てていき

ましょう。そして、砕かれたへりくだった心で聞いて実践していきましょう。「何とかして、実を

結びたい」という願いをもって、行動し、「栄光が現れた。」という経験を味わって行くのです。

そして、その実を見て行きましょう。主にあくまで頼み続けるなら、主は起き上がって必要な

ものを与えてくださるのですから。

 


                      

                               

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