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2003年 NO.15
       
『神の選びの確かさ』   
  
 
                           
                                「わたしが彼を選び出したのは、・・・

      主がアブラハムについて約束したことを、彼の上に成就するためである。」 


  ここに、「主の召しと賜物は変わらない」という、神の主権が美しく表現されています。それは、

神の約束は人間の正しさで成就させるものではなく、神の愛の主権によるものです。アブラハムと

サラは、神の約束を笑ってしまう程の、疑いと不信仰の持ち主でした。しかし、そんな彼らも、神の

選びの確かさの故に、いろいろな不信仰の危機に対しても、不信仰をとどめられ、悔い改めに導かれ

て行った人です。
 
 私たちも、振り返ってみれば、全くアブラハムさんと同じ、不信仰になって、罪の中に陥る危機を、

度々繰り返してきました。しかし、そのつど、神の選びの確かさの故に、不信仰を否定され、悔い改め

へと導かれてきたのです。これは、ただ神の恵みと愛によるものです。
私たちの、どの正しさが、今日

まで守られてきた理由になるのでしょうか。1つもありません。私たち罪人は、罪人のまま、その事実

を正直に認めて、へり下っていくだけの者です。神は、こんな私たちをも、選びの確かさのゆえに、

この地の人々を祝福するために用いて下さると言われるのです。感謝しましょう。


 
                                    



     
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