みことば
① 今朝は､イエス様がペテロに言われた御言
｢わたしの来るまで彼が生きながらえるのをわたしが望むとしても､
それがあなたに何のかかわりがありますか｡あなたは､わたしに従いなさい｡｣
と言われたことばから、学んでいきたいと思います｡
② さて､イエス様が､｢人はどうであろうとも､あなたはわたしに従いなさい｡｣と言われた生き方は
魅力あるものです。なぜなら私たちは、日常生活の中で夫婦､親子､友人、町内会､・・・と､人との
関わりの中に生きています｡しかし､いつも自分の考え通りに生きていけない不自由さを実感して
いるものです｡多くの人は､その中で敵を作らず、自分の考えを控えめにして、人に合わせて生きて
行くしかない､と思って生きています｡なぜなら私たちは、いつも人の顔色が気になるからです｡
そして自分を押し殺し我慢をしてストレスをため､ついには爆発をしたり､病気になったりするの
です｡しかしイエス様は､｢人と自分を比べたり､人に合わせていく人生ではなく､あなたはあなたの
人生を全うしなさい｡｣と言われているのです｡
③ では､自分の人生があるのに、何故人に合わせてばかりの、コピーのような生き方をしてしま
うのでしょうか｡それは多くの場合､自分が何のために生きているのか分からないからです｡ 確か
に､この世は苦しみの世界です｡しかし､始めからそうだった訳ではありません｡人間が罪を犯して
神から離れ､自分の勝手な人生を歩み始めた結果､自分が見えなくなったからです｡それは､糸の切
れたタコと同じです｡自分を創られた神の存在を忘れ､神との結びつきが切れてしまって､自分がど
から来て､どこへ行くのか分からなくなっているからです｡この現実を私たちに示し､神と結び合わ
された人生を歩むようにと教えて下さったのがイエス様です｡イエス様は､神と私たち人間を結び
せいさん
合わせるために､その障害となっていた罪を清算して下さいました｡だから、糸の切れたタコのよう
に、ガムシャラに生きてきた人生も、もう一度糸を結び合わせるなら､意味のある人生に変えられ
るのです｡私たちの一度しかない人生は､自分しか送れない人生を送るために生かされているので
す。ですから､一人一人にみな異なった賜物と能力を与えられているのです｡
④ ペテロには､彼に託された働きがありました｡それは彼しか出来ないことなのです｡ しかしペテ
ロは､ライバルのヨハネを見た時､｢主よ｡この人はどうですか｡｣ と､ヨハネのことが気になりまし
た｡しかしイエス様は、「他人のことは気にしなくてもいい、あなたは、わたしに従いなさい。」
と力強く語ってくださったのです。その後彼は､｢一生に一度しかない自分だけの人生を､目的を
持って生きていければ、それでいいんだ｣と知って、喜んだのです。私たちも､そういう生き方が
あるのです。なぜなら、世界広しと言えども、わたしは、自分一人しかいない存在です。だから、
「そういう生き方をしなさい｡｣と言われたイエス様の言葉に従って、自分は自分の人生を神にあっ
て力強く生きて行けばいいと確信するのです｡
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