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2017年 NO.603

御霊によって祈りなさい』
(エペソ618


 私たちの多くの祈りは、自分の思いを(しぼ)り出して祈っています。それは、

一歩間違えると、自分の肉の思いを絞り出して、絶対主から()ぎ取ろうとする祈りに

なります。しかし、
クリスチャンの多くが、自分が 肉で祈っているなどとは、気づいて

いません。
しかし、公の場で祈る場合、もし御霊によって祈っているなら、必ず同席する者から

「アーメン」という同意が生まれます。しかし、祈り終わった後でも「アーメン」という同意が

生まれないなら、その祈りを聞いている人には、御霊の感動がなかったということになります。

そのような肉の祈りは空しいものです。だから、いくら心を込めた祈りであっても、その祈りが

人の感情による肉の表現であるなら、絶対主の心を揺さ振ることは出来ません。祈りは、

絶対主の同意がなければ叶えられません。なんでも嘆願すればいいものではないからです。

どこまでも、祈りを聞かれる絶対主の主権がありますので、絶対主の御心に適った祈りが

必要です。
そのためには、霊的な祈りをする必要があります。それは御霊によって祈ること

です。即ち、私たちは毎日御霊様の声を聞いているのですから、その御霊に心を寄せて、

御霊の教えておられる考え方の中で、自分の願いの表明をしていくのです。 御霊様の教えから

離れて祈るなら、それは肉的な祈りで終わってしまいます。どこまでも、絶対主の御心の中で

祈るとは、御霊様の教えて下さっている霊的な考え方に従って祈っていかなければなりません。

だから、
祈る前には、まず主に「祈りのことばを与えて下さい」と願いつつ、「御霊に心を

寄せて行くこと」です。これを実践し、霊的な祈りを身に付けて行きましょう。
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