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2014年 NO.490 |
『拷問の苦しみを甘んじた聖徒たち』 (ヘブル11章) |
「他の者は、更に優ったいのちに甦るために拷問の苦しみを甘んじ、釈放されることを 願いませんでした。」(ヘブル11:35) なぜ、私たちの先輩たちは、拷問の苦しみ を甘んじることができたのでしょうか。 人間が、何の為に生まれたのか? 何の為に生きているか? 人間の命の価値はなんなの か? ということが分らない中で、「ただキリストの為だ」という事で、この地上で拷問 を甘んじることができたのでしょうか。そこで、私たちの生きている意味と価値を絶対主 の側から考えて見ます。 まず、人間は、「御子にあって創造され、あらゆるものが御子によって造られ、御子 のために造られました。」(コロサイ1:16)とあります。 ところが、絶対主に逆らう悪魔が、御子の創造した人間を堕落させ、絶対主に勝ち誇り ました。実は、人間は創造主のかたちに創造され、創造主の特別な思い入れの中に創られ ました。ところが悪魔によって堕落させられた為、絶対主は、もう一度人間を回復して 悪魔に勝利をつきつけるため、御子によって人間を贖い出し、悪魔に対抗させようと されています。そして今、この世の終りに人間を用いて、悪魔に勝利宣言されようと しているのです。即ち、人間が悪魔に立ち向かうため、絶対主の武具を身に着けさせ、 イエス・キリストの御名の権威で勝利宣言をするのです。「私たちの戦いは、血肉に 対するものではなく、諸々の支配と権威と、この暗闇の世界の支配者たち、また天の 領域にいる悪の霊に対する戦いです。」(エペソ6:12)とあります。 ですから、私たちは今、悪の霊に対する戦いを始めていきます。 それは、御子によって創造した人間を悪魔が手をつけて堕落させ、絶対主に恥を被らせた ので、今度は逆に人間の手を用いて悪魔を退け、悪魔に敗北をつきつけるのです。 イエス・キリストの完全勝利を宣言するためです。これが、絶対主の永遠の計画の中の 一つとして行われようとしています。実は、悪魔はイエス様を十字架に付けた時、 勝ち誇りました。ところが、絶対主によってキリストが甦らされたことによって、 人間の贖いが完成し、堕落した人間に救われる道が開かれたのです。これによって、 まず第一段階で悪魔が逆に敗北し、御子の勝利宣言がされました。そのため、悪魔は、 信じたクリスチャンを現在必死で、「ほえたける獅子のように食い尽くすべきものを 求めて歩き回っています。」ですから、多くの殉教者たちがこの日本でも起ったのです。 なぜ、私たちの先輩のクリスチャンが拷問を甘んじて行くことが出来たのか。それは、 天に希望を持っていた事と、この悪魔の敗北を信じていたからです。それが黙示録に 示されています。彼らは、必ず悪魔が滅ぼされる時がくることを信じていました。 そして、この世の終りに、一時、悪魔は退けられ、この地にリバイバルが始まるから です。そして、悪魔に完全勝利をつきつける時がくるのです。それが今始まろうとして います。私たちの生きる意味は、人間である私たちが悪魔に敗北宣言をさせるためです。 絶対主の栄光宣言でもあります。だから、私たちは、自分の命も掛けることができるの です。 |
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