『情報の定理4』
ー情報は意思によってのみ生じるー |
情報は、常に情報を送り出す発信者の意思に基づいています。すなわち、意思に
基づかない記号は、情報とはなりません。それは単なる文字の羅列にすぎないのです。
従って情報が、たとい物質に刻み込まれていても、情報そのものは非物質的なものです。
しかしながら、非物質である情報が、物質を意味ある物質として存在させるために、
重要な影響を与えています。例えば、電気製品、機械製品、化学的製品、又自然界の
あらゆる存在は、意思による情報によって操作され、コントロールされ、整えられ、
利用され、効率化されています。製品のうち、どれ一つとしても物質の自己組織化
(偶然)によって生じたものはありません。物質が物質として意味ある存在となるため
には、その物質に情報がインストールされて始めて物質としての存在意味を持つのです。
例えば、地球そのものも、1つの物質として考えるならば、そこに太陽を中心として回る
情報がインストールされなければ、地球は人の住む惑星とは成りません。
ですから、全ての物質は、予めそれに必要な情報を必要としたのです。
そこで、聖書の天地創造の記事をみるとき、初めに天地が創造されましたが、
それは、漠然とした物質であったと記されています。そして3節より情報が次第に
インストールされ、整えられ、人の住む地として7日間で創造が完成しました。
まさに、物質が物質として意味ある存在となるために、創造主が情報をインストール
されて、この地球が意味あるものとしての存在を始めたのです。すなわち、初めに絶対主
の意思ありき!!。これが次の定理5の「すべての工学的システムや、制作された物の
場合に、情報が、その物質の基礎を形成している。」と、普遍的に有効な定理を提出
しているのです。聖書は、この定理を啓示している書です。
地球も物質。様々な情報が
インストールされている。 |
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